豊臣秀吉が 京の周囲を土塁で取り囲んだ時に

諸国から京都への出入口として設けられた 京の七口

それ以前から それ以降も使われ 最大11ヶ所もあったそうです。

 

今回は その中の一つ粟田口へのルートです。

6月11日(火)

名古屋出発 参加人員は 25名

 

大津市園城寺に在る 湖東の名刹・三井寺(園城寺)からのスタート

今回は 此処はスルーです。

 

 

三井寺のお隣に在る 三尾神社

卯年生まれの守り神

境内の彼方此方に兎の石造り・彫刻が見られます。

 

 

御神紋は 真向きの兎です。

本殿は 1426年(応永33年) 第4代将軍・足利義持の建立です。

 

 

疎水沿いに歩きます。

 

 

京都の近代化を目指し造られた琵琶湖疎水

殆ど人力だけで掘られたと言う全長・2436mのトンネル

 

 

入口の上にある扁額には 氣象萬千(きしょうばんせん)

★ 様々に変化する風光はすばらしい   揮毫者・伊藤博文

 

 

 

三井寺の鎮守社・長等神社の前を通り 小関越えの道標

 

 

 

そこそこの登り道です。

 

 

20分余で 小関峠に在る御堂へ

延命地蔵菩薩像さまがお祀りされています。

 

 

分岐点・左側の旧道を行きます。

 

 

 

第一トンネルの途中に在る 第一竪坑

たて穴を掘り その底から左右に堀り進めていくと言う

我が国で初めて採用された竪穴利用による工法です。

大変な作業だったことが窺われる所です。

 

 

三井寺から約2.6km 旧道を通り抜けた地点です。

上方には 琵琶湖バイバスが通っています。

 

 

大津市藤尾奥町に在る 寂光寺

もとは 藁葺きの小家が建てられ坊さんが住まわれ 小関越をした

人達の休憩所だったようです。

 

 

 

その頃 摩崖仏は屋外にあったそうですが 今は御堂の中で

保護されています。

 

山より突出した花崗岩を垂直に切って その崖に浮彫されています。

近くで拝見することが出来ます。

 

            内部は撮影は禁止  パンフレットから撮る

中央・阿弥陀坐像 その左・地蔵立像 右・観音立像・勢至立像

釈迦立像の五体 その上下に小さい像が五体づつ 

十五体の像が彫られています。

 

此処は 予約制です。

 

疎水に沿って行くと 第一トンネルの出口(西口)

 

 

樹木に覆われ扁額が確認出来ませんでしたが 説明文がありました。

★ 疎水をたたえる大地は奥深くひろびろとしている 揮毫者・山縣有朋

 

 

 

疎水から離れて 京阪電車・四宮駅近くで昼食タイム

 

 

10時55分 三井寺前からスタート

只今 13時5分  

昼食を済ませ 13時35分 粟田口を目指します。

 

危ぶまれた天候も 今の所薄日が射し大丈夫なようです。