3月1日(金)
久能山駅から日本平駅を結ぶロープウェイ
僅か5分の乗車ですが 天気が良ければ・・・
素晴らしい眺望が見られるとのことですが残念な曇天です。
因みに ゴンドラは お殿様・お姫様が乗ったであろう駕籠の形です。
標高・307mの日本平山頂
デジタル放送所の建つ展望回路からの眺めもぼ~んやり。
もしも 気象条件が良ければ
こんな素晴らしい光景が見られるそうです。
貼られていた写真を撮ってきました。
♪~赤い靴はいてた女の子
異人さんつれられて 行っちゃった
何故・・・此処に?
野口雨情の詩となる童謡
モデルになった女の子は 清水市で生まれた実在の子・岩崎きみ
母娘は 北海道の地へ そして故あって2歳になったばかりのきみを
アメリカ人の宣教師夫妻に養育を託します。
やがて 帰国命令がでた宣教師夫妻 この時すでにきみは不治の病に
夫妻は やむなくきみを孤児院に残し帰国します。
そして 母に逢うことなく僅か9歳の短い生涯を終えてしまいます。
幸せ薄い母娘が ふるさとである清水市を見下ろすことの出来る
日本平山頂に 1986年(昭和61年)に建てられた像です。
悲しいエピソードが有った 赤い靴の女の子
アメリカへは 渡っていなかったのですね。
徳川家康 ご遺命による
東照宮を巡る聖なる三本の道・・・
こんな看板が掲げられていました。
①のラインは 不死(富士)の道
御前崎~久能山東照宮~富士山~世良田東照宮~日光東照宮
(群馬・徳川氏祖先の地)
②のラインは 太陽の道
久能山東照宮~駿府城~鳳来寺東照宮~岡崎~京都
(家康の母が子授けの祈願)
③のラインは 北極星の道
江戸城~日光東照宮~北極星を結ぶ南北線
徳川幕府の安泰と日本の恒久平和を願ったと伝えられています。
眺望は 残念でしたが
赤い靴・三本のラインと興味深いものに出会えた日本平山頂でした。
日本平からバスに乗車
静岡駅北口へ
北口駅前広場に在る
幼年期の竹千代像
采配を持つ 家康像
そして駿府城内には鷹を持つ 家康像
2014年6月に駿府城を訪れた時に撮ったものです
今川義元の人質として幼年期を過ごし
そして壮年期に再び駿府城で
後 隠居城として晩年を過ごしたこの地
1616年(元和2年) 75歳没
家康公にとっては思い入れの深い地です。
青春切符を利用して
久能山東照宮・日本平 そして移り行く車中からの
景色も楽しんだ1日でした。