坂井市三国町滝谷に在る 瀧谷寺(たきだんじ)

1375年(永和元年)創建の名刹です。

 

受付で 拝観料500円を支払うと

「参道を行き本堂へと進んで下さい」と。

 

 

かっては 朝倉・柴田氏はじめ福井藩・丸岡藩の歴代藩主が

祈願のために訪れ歩んだ石畳です。

 

 

・・・と 思いながら木漏れ日の中を歩むと 何となく歴史を感じます。

 

重要文化財の山門

 

 

 

柴田勝家寄進の 鐘楼門です。

檜皮葺だったものが現在は銅葺となっています。

 

本堂では 住職から沿革・堂内などの説明があります。

正面に 本尊・薬師如来さま

格天井の 63枚の花鳥画

欄間の龍の彫刻 などなど

耳を澄まさなければ聞き漏らすほど 低い声で

事務的に説明されたのが印象に残りました。

 

兵火・災害に遭うことなく現在に至る まさに古刹です。

 

外に向けて撮ることは OK

残念ながら 堂内は撮影 NGでした。

 

 

右側が 本堂です。

 

 

九つの石を心字に配し 観音菩薩の慈悲の心を表したものだと

言われている 石庭です。

 

左回りで 庭園鑑賞して行きます。

 

 

この庭園は

実測 515坪余あるそうで 慶長年間から徳川中期の作庭ではと

言われています。

 

林泉は

丘陵の斜面に築造した山すその露岩を利用してして造られた

小池です。

 

 

庭園の一角に咲くギボウシ(擬宝珠)に止まっている 

モンキーアゲハ

静止する時間は一瞬 羽を震わせているので上手く撮れなかった。

 

 

苔の緑色がとても綺麗 癒されます。

 

 

 

縁側に腰掛け 心行くまでお庭を眺めさせて頂きました。

静寂の中で 一人だけの贅沢な時間でした。

 

宝物殿

仏像・仏画・古書・美術工芸品などなど展示されています。

 

 

右側の赤丸は オオウバユリ(大姥百合)の実です。

左側の赤丸は・・・

貫禄十分の 猫ちゃんです。

体重は 8kgだそうです。

 

 

この寺には 親子・兄妹・従兄弟・他人などなど

今は 8匹の猫が居付き 鼠対策のために猫は絶対に

必要不可欠だとのことでした。

 

そして 雄島の話になり

「どうして 神霊スポットなんて言われるようになったのか分からない」って

地元の小学生の遠足の場だそうです。

 

受付の方とついつい話し込んでしまいました。

 

瀧谷寺で見かけた花 ヤブラン

常緑の葉の間から 今の時期には淡紫色の穂状の花序が

目を引きます。

 

 

 

シュウカイドウ(秋海棠)

4枚の花弁の様に見えますが 上下の2枚は咢です。

左右の小さいのが 花弁です。

中央の黄色い部分は 雄しべです。

下向き加減に咲く淡紅色の可愛い花です。

 

19日(水)

走行時間 往復・8時間余

福井での滞在時間 3時間ほどの一日

ドライブを楽しみ 気になっていた雄島を

そして瀧谷寺を巡ってきました。