4月23日(土) 名古屋出発 参加人員・38名

 

 

糸魚川から松本城下までの約120km

 

松本藩では 

塩の移入を糸魚川から千国街道経由のみを許可したため

日本海からは塩・海産物 信州から麻・たばこを積んだ牛馬や

歩荷(ぼっか)と呼ばれる人々が行き来した道・千国街道

 

塩の道とも呼ばれ 明治時代まで利用された道です。

 

1~4回が日帰り 5~8回が一泊2日と全8回のシリーズで 

松本から糸魚川に向けてのウオーキングです。

 

大名通り駐車場で地元ガイドさんと合流 

 

 

 

カラフルな鯉のぼりが女鳥羽川上をゆらゆらと 

この川に架かる千歳(せんさい)橋を境に

かっては 武家地区と町人地区に分かれていたそうです。

 

千歳橋を渡り少し行くと通り沿いに在る 牛つなぎ石

 

 

塩を運んできた牛馬を繋いだ石

武田信玄軍が敵方・上杉軍に塩を送った時の牛を繋いだとも。

 

 

中町通りのナマコ壁の土蔵の町並みを右側に曲がり 

その先に在る 源智の井戸

 

 

 

「清水湧きだし 当国第一の名水」と松本城が築城される前から

飲料水として利用されている湧水です。

 

 

レトロな雰囲気の商店街 縄手通りを抜けると 四柱神社

四柱(よはしら)をお祀りする神社で 願い事・結びの神です。

 

 

 

松本城に向かう大名通り沿いのビルの谷間にミニチュアの松本城?

 

古本屋さんの青翰堂書店

 

何時だったか テレビで放映されていました。 

昭和25年からの松本城大改修時に城の姿が

見られないのは寂しいだろうと建てられたもので

当時は両側にはビルはなかったそうです。

 

松本城

 

 


1504年(永正元年) 信濃守護職を代々務めた小笠原氏が林城を築城

支城の一つとして築城された深志城が松本城の始まりとされています。

現存12天守の中で唯一の平城 

大天守と辰巳附櫓そして赤い欄干を配した月見櫓の複合式天守

 

雪を被った北アルプスとこの時期ならではの素晴らしい光景です。

 

 


 

 

段差の大きい急階段を上り 最上階からの眺めは最高です。

 

 

 

誰に扮しているか聞けば良かった・・・

 

 


1999年(平成11年)に復元された 太鼓門

 

江戸時代は倉庫として使用され 建設年代は不明確ですが

石川氏時代ではと言われています。

 

二の丸御殿跡

 

 


赤い毛氈 結婚式が執り行われるそうです。

 


二ノ丸裏御門橋を渡り北側の外堀へ

 

江戸時代の松本藩校崇教館の流れを継ぐ旧開智学校

 

 

 

東西南北の風見を配した八角塔 

和洋折衷の校舎は1963年(昭和38年)まで90年間使用された

国内で最も古い小学校でした。

 

まさに 文明開化の幕開けを感じたことでしょう。

 


 

隣接している 現在の開智小学校です。

 

ここから 松本市蟻ヶ崎に在る 

アルプス公園までの3kmほどはバス移動です。

 

 

 

北アルプス連峰と安曇野を一望する丘陵地に 

自然と親しむことが出来る憩いの場です。

 

 

 

 


アルプス公園に組み込まれている 

山の神の祠を経て養老坂を越えて行きます。

 

 

 

古くは 養老坂道が重要路として使用され

善光寺道から分かれ安曇野への入口にあたる古道です。

 

 

 

眺望が開け北入口広場へ

 

 

 

その先に在る JR篠ノ井線の踏切の脇には

多田加助夫婦惜別の岩」 この辺りを泣き坂と言い

1686年(貞享3年)農民一揆に関与した加助が捕まり

松本へ送られる時に別れを惜しんだ所です。

 

 

 

ラッキー!!撮れました。

 

泣き坂を過ぎ 国道19号線へ 

ここより安曇野市豊科の熊倉地区公民館までバス移動です。

 

 

 

 


熊倉春日神社へ  

境内には 実際に使われていた渡し舟が保存されています。

 

 

塩の運搬に重要な橋が架かっていましたが 

江戸末期に橋が流されて以後は渡し舟で往来した

渡し跡地 犀川沿いにあります。

 

 


同じ地区に在る 旧仏法寺

 

1833年(天保4年)地元民の寄進による 百体観音さまです。

 

 

 

 

田園風景の中を行くと千国街道沿いに 馬頭観音さま

 

 

 

松本市と安曇野にまたがる常念山脈の主峰 標高・2857mの

常念岳を眺めながら 熊倉地区の公民館へと 

 

 

16時20分 今日の行程は終了です。

 

途中バスでに移動もありましたが 

新たなものの出合いも多々と楽しいウォーキングとなりました。

 

富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・大和路ウォークなどで

ご一緒した方とも出会い 期待感高まるシリーズになりそうです。