真宗本廟(東本願寺)の飛地境内地 渉成園
1万600坪の敷地を有し 池・茶室・持仏堂・書院群で構成され
園内は 東側に池泉回遊式庭園 西側が書院群となっています
西門から入ると 不揃いな素材の組み合わせの高石垣
細長い切石・疎石・石臼・山石と面白い石垣が先ず目に入ってきます。
庭園北口
マップを見ながら時計回りで巡って行きます。
臨池亭(手前)・滴翠軒
右側の燈篭・檜垣の燈篭
書院群の北側に在り 1884年(明治17年)再建され池との一体感を
強調した建物です。
亀の甲の井戸
上から見ると 石組みが亀の形になっています。
先に進むと 渉成園の中心となる園池・印月池(いんげっち)
それに架かる橋・侵雪橋 後方には京都タワーが眺められます。
1884年(明治17年)再建 檜皮葺き唐破風の屋根の木橋
回棹廊(かいとうろう)を渡り 印月池に浮かぶ北大島へ
再建された 茶室(抹茶席)・縮遠亭
臥龍堂(南大島)
白色の睡蓮で覆われた眼前に広がる印月池 見事な光景を
醸し出しています。
南大島の左側にある塔 光源氏のモデルの一人と言われている
源 融の供養塔と云われている石塔です。
縮遠亭から光景は 時間を忘れるほどの眺めでした。
木造の反橋・侵雪橋を渡り西側に在る 書院群へ
傍花閣(ぼうかかく)
園林堂(おんりんどう)
園林堂(持仏堂)の山門にあたる位置に建てられている 傍花閣
楼門作り・左右両面に山廊と呼ばれる階段と個性的な建築です。
偶仙楼~蘆菴とつづき中門の右側の燈篭は 春日燈篭です。
1865年(慶応1年)再建された 閬風亭(ろうふうてい)
南端にある大広間 賓客をお迎えする大書院
風格のある建物です。
数年前から一度は訪れたいと思っていた所でした。
四季の花々も見られるそうですが 木々の緑の素晴らしい
季節の昨日 渉成園を満喫してきました。