5月3日(日)

 

晴れ後曇りの予報だったのに・・・

 

滝めぐりからと予定を変更して ホテルを8時に出発 

大門坂Pにてガイドさんと合流し 昨日と同じように2班に分かれ

世界遺産・熊野古道の大門坂よりスタートです。

 

 

ゴール地点は 三の滝です。

 


 

平安時代の装束をまとった母子 とっても似合って良い感じです。

OKを頂いて撮らせて貰いました。

 


 

 

熊野古道の雰囲気のある那智山旧参道の杉並木 

267段の石段を上って行きます。

 


 

 

土産物屋さんの立ち並ぶ表参道を通り抜け またまた石段

ここまでは 467段あるそうです。

 

熊野那智大社で 道中無事であることを願いご祈祷を受けます。

 

「これから入山する所は修験者の行場です。 生半可な気持ちではなく

気を引き締めて行くよう」にとの注意を受け 期待と不安が

交差します。

 

 

生憎の小雨模様 雨具を着て ガイドさんが用意して下さった

滑り止めの縄を靴に撒きいよいよ神域の地へ入ります。

 


 

なだらかな山道から急な上り坂へと 足元ばかり見てましたが

こんな光景に 天気が良ければ太平洋がが眺められる所です。

 

 

 

危険個所・・・急な下り坂を過ぎると 石の上を歩き川を渡ります。

 


 

 

川を横切る所が4ヵ所あるので 

増水している時は催行中止となります。

 


 

見上げる木の上方に 行を終えた方の札が打ち付けてあります。

 

手をかけよじ上った先に姿を現したのは 二の滝です。

 


 

高さ23m 幅7m 木の葉流しの滝と称し 滝を要として扇形に

広がった滝つぼです。

 

ここから三の滝への道は 道幅が狭く急な上り坂ということで

リュックを置き 身軽になって行きます。

 


 

 

右側の岸壁に手をかけ慎重に進みます。

 

 

ゴール地点 三の滝です。

 

「馬頭の滝」と称し 落下する水の勢いが早く飛散する水しぶきの凄さ

こぬか雨降る中での道程でしたが 気持ち良い!!

 

ガイドさんが

「無事にたどり着きましたのでこれから恒例の行事を行います」と

何だろう・・・万歳三唱でした。

 

今までに 万歳三唱なんてしたことがあったかなぁ?

 

靴に撒いた縄ひものおかげで滑ることなく(過信したら駄目だそうです)

約4時間の神秘ウォークの終了 那智大社境内へ13時40分到着 

 

ガイドさんも(3回目である私も)初めて目にすると言う 長い参拝の

列を見ながら 右側の休憩所で遅めの昼食です。

 


 

 

西国三十三ヵ所・一番札所 那智山青岸渡寺

その後方には三重塔 一の滝の姿も見られます。

 

 

 

少々うんざり気味の石段を下り 一の滝への「飛龍神社」の

鳥居を潜ります。

 


 

今回 最後の133段の石段 下るということは帰りは上ると。

 

 

一の滝 高さ・133m 幅・13m 滝そのものがご神体

圧巻です。

 

6時間近くご一緒したガイドさんとお別れです。

「ありがとうございました」


15分ほど走行 那智駅近くにある「補陀落山寺」へ

かの昔 ここの住職は60歳になると観音浄土を現生に求め
あえて生身のままで渡海したと伝えられています。

 

 

渡海船  

 

天台宗の寺院で 御本尊・三貌十一面千手千眼観世音菩薩様を

拝顔させて戴き ご住職のお説法を30分ほど(もっと聞きたいと

思うほどお話上手でした)拝聴しました。

 

最後にやはり健康であることが 一番だとのお言葉でした。


誰でも願うことだと思います。

でも 思いに反して望まない病気になることもありますよね。
 

帰路の高速は渋滞 1時間余遅れで名古屋着

ツアーデレクターさん・運転手さん お疲れ様でした。

 

22時30分 我が家に無事到着 

 

今回 数えきれないほどの石段を上り下りした我が足にも感謝です。


磐座・ゴトビキ岩の巨石にパワーを戴き

小雨降る中での那智原生林により神秘さを感じ充実した2日間でした。