12月14日(土) 平戸より島原へ

島原半島中央部に位置する火山 薄っすらと雪を被った雲仙普賢岳

 

 

南島原市に在る 「道の駅・みずなし本陣」

隣接の 土石流被災家屋保存公園では 1992年(平成4年)の

雲仙普賢岳の噴火によって流れ出た火砕流・土石流で被災した

家屋が展示されています。

 


 

土砂物の流れの速度が緩やかだったので 倒壊せず埋もれた

状態になりました。

 

自然の脅威を 再認識する光景でした。

 

今回最後の城・島原城

 

城内への入り口  

うら若き乙女のお出迎え 


有明海を目前に雲仙岳の麓にある 島原城

豊臣家に仕えるが関ヶ原の戦いで東軍につき 徳川家康に認められた

松倉重政が1624年(寛永元年)に築城

 

1875年(明治8年)は廃城されるまで存在した城です。

 


 

破風のないすっきりとした外観(最上階を除いて) 

1964年(昭和39年)に再建された 遺構の石垣の上に建つ 

安土・桃山様式の五層の天守閣です。

 

 

 
本丸から二の丸へ  

 

水掘りで周りを囲んでいた本丸 二の丸とは廊下橋で繋がれ

緊急時には この橋を落とせば独立する作りとなっていました。


石垣・櫓を外から眺めたいと思う人達と 天守内を案内するという

ガイドさんとは別行動 外周を巡ります。

 


西櫓

巽櫓 

 

多聞塀と 多重の屈折をしている打込接ぎの見事な高石垣です。

 

季節には ハスの花で彩られる水堀

素晴らしい光景に 感激です。

 


丑寅櫓 右側は二の丸

 

2012年6月の水害で一部崩壊した石垣 修理作業中です。


集合時間まで20分 天守まで駆け上り(エレベーターはありません)

張り巡らせた金網の細かさが レンズを遮り背伸びをして撮れた

有明海です。

 


 

 
城内には 何故か・・・天草四郎と織田信長のツーショット像

 

時間的に 武家屋敷を巡ることは出来ませんでしたが 

高石垣と櫓に満足の島原城でした。



有明海フエリーにて 多比良港から熊本・長洲港へ45分の乗船

 

 

三日間お世話になった 運転手さんと歌までサービスして下さった

饒舌なガイドさんとは 熊本駅にてお別れです。

 

 

着ぐるみではありませんが・・・

 

熊本駅から 九州新幹線「さくら」にて博多駅まで 「のぞみ」にて

名古屋駅21時52分着

 

もう少し時間を掛けて巡りたかった箇所もあった今回の城めぐりでしたが

共有する話題を持った人達のツアーだったので とても楽しい時間を

過ごせました。


今年2月に 南九州城めぐり そして今回の西九州城めぐりと

九州では 残す所後4城 福岡城・大野城・大分府内城・岡城です。

 

100名城スタンプラリーはしていませんが 来年もまた幾つかの城を

制覇したいと思っています。