12月12日(木) 名古屋駅・7時30分発「のぞみ」にて

博多駅・10時51分着

バス移動で3日間の西九州6名城めぐりです。

 

 

日本の城の原型となったと言われている 佐賀県神埼郡に在る 

吉野ヶ里遺跡

 

 

 

1986年(昭和61年)ら始まった工業団地開発計画の文化財確認調査で

40ha以上の広大な環濠集落(周囲に堀を巡らせた集落)があったと

確認されました。


700年間という長い弥生時代の全ての時期の遺構・建物が

発見された地です。

 



 

 

正門・横門の上には 穀物の霊に対する信仰のシンボルである

鳥の姿が飾られています。

 

 

遺構を壊さないように保存盛り土をして 当時あった場所の真上に

物見櫓・王たちの居住など20棟の建物が復元されている 南内郭

 


櫓の内部

 

弥生時代の恰好をしたガイドさんの説明を聞きながら 

櫓から見渡せば彼の時代を彷彿させる光景が広がっています。

 

 

 

 

濠で囲まれた環濠集落 深く掘られ敵の侵入を防ぐ柵が施され

強固さが感じられる作りになっています。

 

先に進むと 北内郭

 


吉野ヶ里集落の中で最も重要で神聖な場所で  

9棟の建物が復元されています。

 

 


 

指導者が重要な事柄を話し合ったり 最高司祭者が祖先の霊に

祈りを捧げる儀式など行った 高さ16.5mの主祭殿です。

 

その先には 

2100年前の歴代の王やそれに近い身分の人が埋葬されている 

北墳丘墓

 

 

内部は 撮影不可ですが

本物の遺構面と甕棺(かめかん)が展示されています。

独特の匂いがしました。土の匂いだと・・・

 

展示室の甕棺

 

吉野ヶ里の丘陵一帯に誕生した「ムラ」が 環濠をもつ集落「クニ」へと

そして 国内最大級の環濠集落へと発展した地です。

 

3世紀後半頃には 集落はほぼ埋没してしまったと考えられています。

 

南内郭・北内郭・北墳丘墓周辺しか巡れませんでしたが 古代ロマンが

感じられる雰囲気を味わってきました。

 

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