国頭郡今帰仁村にある 今帰仁城(なきじんじょう)跡

 

 

琉球王国が成立する前に存在した北山の国王・北山王の居城として

琉球が統一されてからは 琉球王府から派遣された監守役人の

居城となります。

 

 

面積は 首里城とほぼ同規模で城を囲む城壁は 3~8m 

長さ1.5km  地形を巧みに利用した曲線美の城壁です。

 

内側からの平郎門

 

平郎門を潜り その先に延びる七・五・三調と言われる石段 

7段・5段・3段を繰り返し 上り易くなっています。

 

 

大庭(うーみゃ)を取り囲むように 正殿(主郭)・北殿・南殿などの

建物があったと考えられています。

 

 

御内原(うーちばる) 城内上の御嶽(うたき・祭祀を行う所)

城内でも神聖な場所です。

 


 

火神の祠(ひのかんのほこら)

 

今帰仁城監守が首里へ引き揚げた1665年に設置されたと

考えられています。

現在のものは戦後に改築され 今も重要な拝所として詣でるそうです。

たまたま 地元のガイドさんがいて中を拝見することが出来ました。

 

 

火神の祠の右側を下って行くと主郭より一段低い所にある 

志慶真門跡(しじまじじょうあと)

 

 

 

城主に仕えた身近な人々が居住したと考えられ 

発掘調査により幾つかの建物跡が見つかったそうです。

 

 

少し冴えない天気ですが 東シナ海の青さと清々しい草木の色

そして 天険の地に築き上げた雄々しい城壁に感動したひと時でした。


 

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