2月17日(日)

 

熊本県人吉市に在る 人吉城

もともとは 平家の代官がいた城でした。

 

遠江国相良(静岡県中部)の人吉庄の地頭をしていた 

相良長頼が1198年(建久9年)城主となり 修築したと

伝えられています。

 

室町時代には 戦国大名として勢力を拡大していきました。

 

20代当主・長毎の時 秀吉の九州征伐(1587年・天正15年)に

敗れ 球磨郡のみの支配となりました。

 

この頃から 自然の地形を防御に活かした山城から石垣造りの

城へと修築していきました。

 

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「武者がえし」と呼ばれる石垣です。

城壁最上部に 平らな石をやや突き出し積んでいく「はね出工法」を応用

城壁越えを阻止することと 城壁に張り付いた敵への攻撃が目的です。

 

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水ノ手門跡

 

1607年(慶長12年)球磨川沿いの石垣工事が始まり 

外曲輪が造られ水運を利用するために川に面した石垣には 

7ヵ所の船着き場が造られました。

 


 

               



 

城内へと 地元ガイドさんの案内で巡ります。

 

右側 二の丸跡

                

上り詰めた所にある 本丸跡

天守閣は建てられず 

護摩堂が建てられ御先祖堂・時をしらせる太鼓屋

山伏番屋と 主として宗教的空間となっていた所です。

 

 

三の丸跡 

 

 

球磨川と人吉市内が一望でき 見下ろす形になっていますが 

人吉中心部は盆地となっています。

 

この球磨川と支流の胸川を堀がわりにした城でした。

 

 

第10回・ひとよし春風マラソンが開催されていました。

招待選手は 福士加代子さん・箱山侑香さんです。


期待以上に見応えのある人吉城跡に満足です。

 

走行4分ほど 阿蘇青井神社

806年(大同元年)平安時代の創建

 



 


楼門 風格のある立ち姿 素晴らしいです。
楼門の天井に描かれた 雄雌の龍

夜毎 

連れ立って神社前の池の水を飲みに行ったと伝えられています。

 

ロマンのあるお話を聞かせて頂きました。

 

 


樹齢不詳の神楠  


慶長期に一連で建てられた楼門・拝殿・幣殿・廊・本殿

急勾配の茅葺き屋根・彫刻・錺金具そして青の彩りが

一際目を引き桃山期の華麗さがうかがえるものです。

2008年6月 国宝に指定されました。

茅葺きの社寺建築では 国内初だそうです。

 

お宮参りの祝詞中で 

楽しみにしていた内部が見れなかったのが残念でした。

 

軽快な話しぶりと足どりも軽やかな地元ガイドさん 

人吉城跡からここまで案内してくださいました。

 

お年を聞いて吃驚です。 御年85歳!!



 

                           今回 最後の地・熊本城へ