宇治川沿い川上に在る 興聖寺
地元の人に教えて貰い
この表門(石門)を潜り奥に寺の駐車場があると。
山門までの200mほどの参道 「琴坂」と呼ばれる緩やかな坂
竜宮造りの山門前に広い駐車場がありました。
なんと 無料なんですよ。
中国から帰国した道元禅師が
1233年(天福元年)に創建したのが始まりで 荒廃後
江戸時代に淀城主・永井尚政(徳川2第将軍・秀忠の近習)に
より再興された寺です。
法堂(本堂)前の石組みの庭園 すっきりと飾らない良い感じです。
車を置かせて頂いて(ナイショです)宇治川近辺散策へ
先ず 観流橋から右側 この奥には宇治発電所があり
左側の宇治川へすごい勢いで放流されています。
向うに見える𣘺は 朝霧橋 そのたもとに「宇治十帖のモニュメント」
朝霧𣘺を渡ると 橘島と塔の島のある中島へ
橘島には 宇治川先陣の碑があります。
1184年(寿永3年) 後白川法皇から「木曽義仲追討」の命を受けた
源義経との戦いで 激流を挟んでの対峙に 義経軍の「梶原景季」と
「佐々木高綱」が先陣争いをして 高綱が勝利した争いです。
中の島から見た 観流橋です。
塔の島にある 十三重石塔
高さ 15m 現存する日本最大の最古の塔です。
1284年 供養塔として建立されましたが 倒壊・修復を繰り返し
1756年(宝暦6年)の大洪水で流失
150年間川中に埋没されていましたが 1907年(明治40年)に
引き上げられ再現されました。
この赤い橋 喜撰橋を渡り進むと平等院へ。
来た道を戻り 宇治神社へ
その奥に在る 世界遺産・宇治上神社へ
朱塗りの鳥居を潜り 山門へと
鎌倉時代の拝殿前には 円錐の盛り砂・清め砂が
これは神が降りてくる時の依り代(宿るもの)とされています。
宇治7名水の中 現存する唯一の湧き水ですが
飲用は不可です。
拝殿の裏側には 平安後期(1215年頃)建立の本殿
外観の建物は覆屋で この中には 左殿・中殿・右殿とあります。
神社建築として日本最古の遺構だそうです。
見どころ満載の宇治川周辺でした。
また何時か季節を変えて訪れたい所です。
3日(火) 晴天の暖かい一日 京都・宇治を散策して来ました。
天ケ瀬ダムへ寄り道します。