1994年(平成6年)世界遺産に登録された 栂尾・高山寺

 

三尾の中でも一番奥に在ります。

開基は 奈良時代(774年・宝亀5年)49代・光仁天皇の勅願により

創建され 後に 明恵上人が後鳥羽上皇より寺域を賜り高山寺として

再興しました。

 

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駐車場近くのお店の方に「高雄観光マップ」を貰い[裏参道から

上って行くと良いよ」と言われ 歴史を感じる趣のある石段を行くと 

 

石水院へと

 

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高山寺は 応仁の乱などの兵火で殆どの堂塔は焼失しましたが 

後鳥羽天皇の御学問所を移築し 明惠上人の禅堂とした庵室・石水院は

災禍を免れました。

 

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鎌倉時代初期の建造物です。

 

中は有料です。

 

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先ず目に入ったのは 薄暗い先に影絵のように佇む

善財童子の姿です。

 

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インドの長者の子として生まれ 仏教に目覚め文殊菩薩から普賢菩薩へと 

53人の善知識を持つ人を訪ね教えを乞い修行を重ね悟りを開いた童です。

 

思わぬ出会い 穏やかな優しい表情に心和みます。

 

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レプリカですが 紙本墨画の絵巻物・鳥獣人物戯画

展示されています。

 

平安時代後期から鎌倉時代に制作されたものと云われています。

 

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動物を擬人化して描いた面白さに 暫し見入ってしまいました。

 

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開山堂

開山堂・金堂ともに兵火で焼失後 1636年再建されたました。

 

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金堂

 

海外からのツアーの方達 石水院・金堂でガイドさんの説明を受け

記念撮影をしていましたが 古き時代・幽玄の趣を少しでも感じて

下さったら嬉しいですね。

 

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うっそうとした木立の中 金堂道・表参道になります。


長良川大学講座・「文覚」の講座を受け 

ゆかりの神護寺を訪れたいと思い高雄へ・・・ならば 

洛西の古刹である三尾・神護寺~西明寺~高山寺もと

思い巡ってきました。

 

紅葉で名高い地 その頃は多勢の人達で賑わうそうですが

赤く燃える紅葉も勿論良いけど 私的には今の時期の新緑の景観が

好き!!と十分すぎるほど満喫してきました。

 

                      まだ時間的にも余力も有りで 東寺へ