霊鑑寺 左京区鹿ヶ谷に在る 尼門跡寺院です。
1654年(承安3年)後水野天皇の皇女を開基として
創建された寺です。
表門
鹿ヶ谷通りのコインパークに駐車して200mほど緩やかな
坂道を行くと 途中に「哲学の道」があり 突き当りが霊鑑寺です。
表門を潜ると左側に 樹齢300年と言われている満開の「八重紅梅」
ピンク色に染められた敷き紅梅 良い雰囲気に庭園内の期待が
膨らんでいきます。
庭園へと入っていきます。
当寺が創建された頃に植栽された 樹齢300年以上と云われている
天然記念物の日光(じっこう)椿があります。
雄しべが花弁状に円くまとまっていて 「カラコ咲き」と言うそうです。
書院前の庭園
書院・本堂前に広がる庭園は 稜線を利用して造られたものです。
石階段を上り本堂へ 椿を観賞しながら順路を巡っていきます。
庭内は 種々の椿が今を盛りと見事な光景を醸し出しています。
秋の山椿
見事な大輪です
書院の東南前に在る 硯岩
徳川11代将軍・家斉公より献上されたものです。
椿の銘柄30種余 植栽されている庭園をゆっくりと散策
書院で ガイドの方の説明を聞きと 2時間余が経っていました。
大虹 有楽
白澄 月光
春の特別公開中 3月30日~4月8日です。
遠目では綺麗と思っていても ズームするとちょっと・・・ね。
全てが良い状態の時を撮るのは 難しいです。
椿の花は 最後にぽとりと落ちるので不吉と思われていますが
「潔い」という意味もあるそうです。
鹿ヶ谷と言えば 1177年(安元3年)俊寛僧都山荘で
平家打倒の陰謀を巡らした 鹿ヶ谷事件の舞台となった所です。
霊鑑寺より奥の山中に在るそうです。
半袖姿の人もチラッと見られる陽気の昨日
一変 台風並みの突風に雷雨と春の嵐の今日
椿の花は 大丈夫かな・・・