京都市街より西南部(西京区大原野)に在る
勝持寺(しょうじじ)
西行ゆかりの寺です。
680年(白鳳8年)天武天皇の勅願により創建された古刹です。
応仁の乱(1467年・応仁元年から11年間続いた内乱)にて焼失
乱後 桂昌院(5代将軍・綱吉の母)により 再興された。
本堂(阿弥陀堂)
本堂右側の瑠璃光殿(宝物殿)には
本尊・薬師如来様・像高3mの猛々しい金剛力士像
そして像高55cmの西行法師像等々が安置されています。
文武両道と多彩な面で優れていて 容姿端麗だったと言われる
佐藤義清・西行さん ここにおわす西行像 とてもハンサムでしたよ。
弘法大師が 病魔退散を祈願し刻んだ 石不動明王が
安置されています。
鏡石
出家の際に この石を鏡代わりに使い剃髪したと伝えられています。
西行桜(三代目)
~身を捨つる 人はまことに 捨つるかは
捨てぬひとこそ 捨つるなりけり~
☆ 世を捨て出家した人は 悟りや救いを求めていて本当に世を
捨てたとは言えない 出家しない人こそ自分を捨てていることです
俗世に居ても 心の持ち方・生活の仕方によっては世を
捨てたことになる
1140年(保延6年)当寺で出家し庵を結び
一株の桜を植えたと言う。
訪れた日時は 開花には程遠く境内も閑散としていましたが
西行桜ほか数種類約100本の桜が植えられていて
見頃時は素晴らしい景観だそうです。
今回は 妙心寺・三門~法金剛院~広隆寺~勝持寺と巡ってきました。
先々で出会った人との会話 楽しかったです。
佐藤義清出家に関して
源平盛衰記 「言葉に表せないほど高貴な方」とだけ記されていた
「西行の思想史記研究」には 直接接触したということはなかったとか
「待賢門院・璋子の生涯」では 義清との関係は触れられていないと
NHK講座・講師談
他にも 色々あるようですが 真相は如何に??