西国33ヵ所 「紀三井寺」へ行く前に
「関西の日光」と言われている 紀州東照宮 へ
和歌山市和歌浦西
青石を敷き詰めた参道 木々で覆われた薄暗い先
まさに、神域の感です。
参道を過ぎると目の前に 「侍坂」と呼ばれる108段の
急な石段と言えば、煩悩を表す数ですね。
登り詰めると 朱塗りの楼門です。
1621年(元和7年)紀州藩初代藩主・徳川頼宣公により創建
400年の歴史・伝統をもつ江戸初期の建築物です。
唐門・透かし塀の奥が拝殿です。
境内からの 色鮮やかな色彩の楼門
東昭宮と言われる所は数ありますが、ここは関西一だそうです。
これより5分ほど走行して 西国33ヵ所・第2番札所
紀三井寺へ
和歌山市紀三井寺
1509年(永正9年)室町時代に建立 度々の修理を受けたが
桃山時代の様式を持つ 高欄付きの堂々とした構えの 楼門です。
楼門をくぐると 231段の石段
女厄除坂(33歳)・男厄除坂(42歳)・還暦(60歳)などと
五段階に区切られた石段を 踏みしめながら上って行くと
桜の季節には、素晴らしいだろうと思われる光景が広がっています。
770年(宝亀元年)に 唐の僧・為光上人により開基されました。
本堂は、1759年(宝歴9年)江戸時代建立
紀州徳川家の繁栄を祈願した寺だそうです。
本堂の反対側にある 仏殿
総漆金箔張りの木像立像
高さ12mの「大千手十一面観音像」公開中
平成20年5月に落慶法要された 日本最大の観音様です。
6年の歳月をかけて京都でパーツを作り 仏殿内で組み立て
完成させるのに半年かかったそうです。
仏殿に入り目の前の神々しいお姿 仰ぎ見て大きさに圧倒され
上階の正面の窓から拝観する慈悲の溢れるお顔に
感動・感激しました。
仏殿展望台からの 和歌山城方面
淡路島方面です。
西国33ヵ所・観音霊場 最後の寺の納経を済ますことが出来ました。
此方のお坊さまに、「良かったですね・おめでとう」の
言葉をかけて頂きました。
最後の仕上げ、満願寺「高野山」へ向います。