施福寺から30分ほどで 和歌山城へ
駐車場から新裏坂の石段を上って行くと城の姿が見えてきました。
初めての訪れに わくわく感でテンションが上がります。
1585年(天正13年)豊臣秀吉の命を受けて 秀長が築城
しかし、秀長は和歌山城の完成を見ることなく 大和郡山へ
秀長の家臣・桑山氏が入封 二代14年間在城
後、浅野氏・二代16年間在城
そして、
1619年(元和5年) 徳川家康の第10子・頼宣が入封以来
14代・253年間 紀州徳川氏の居城となりました。
楠門をくぐり入城です。
雷火焼失・戦火焼失 1958年(昭和33年)に再建されました。
小天守・大天守
鉄筋コンクリート造りの復元されたもので 内部は資料展示室になっています。
天守閣では、「まりと殿様」のメロディーが流れてきました。
一日6回、城のチャイムから鳴るそうです。
すっきりとしない空模様ですが、高い所からの眺めは良いものです。
高野山方面
和歌山港と淡路島方面
天守郭は、
大天守・小天守・乾櫓・二の門櫓・楠門とを連結させた
連結式天守閣です。
右前方が 乾櫓 左側が二の門櫓 その手前が楠門です。
天守郭を出て 右側には一段と高い所に 本丸御殿跡
現在は、上水道貯水池が設置され 城内給水場になっています。
裏坂登リ口を下り
二の丸跡
政治を執り行いまた、藩主の生活の場でした。
二の丸から西ノ丸への行き来のために架けられた橋
御橋廊下
藩主とお付の人だけのもので
外から見えないように 壁と屋根が設けられ 少し傾斜していて
滑り止めのための突起があり 歩き辛らかったです。
江戸時代の図面にもとづき 平成18年に復元されたものです。
御橋廊下を出ると 西ノ丸跡
初代藩主・徳川頼宣の隠居所としての場でした。
西ノ丸庭園・紅葉渓庭園とも言われています。
池は山すそから湧き出る泉を利用してのものだそうです。
城内の一廓、風情のある趣に気持ち和まされます。
右側、御橋廊下の外側です。
庭園を出て、突き当たりに
追廻門
その昔、馬術の稽古場があった所です。
第5代紀州藩主・吉宗も、この辺りを馬で駆けていたのでしょうか。
Uターンして左側の庭園の白い土塀を 城内で一番古いとされている
雄大な石垣に感動しながら 前方の大きな像に吃驚
伏虎像
和歌山城の別名 海上から見た形が虎が伏せたように見える虎伏山にあり
虎伏山城と呼ばれ それに因んで 昭和34年に作られた二代目です。
一代目は、銅像だったので戦時下に供出されました。
大手門と一の橋
内郭への正面の門です。
城の石垣には、水を満々と貯えた堀、好きな光景です。
敵の侵入を防ぐために 鍵の手状の石垣
表坂登り口を通り岡口門へ
和歌山城への入り口は、5ヵ所あります。
築城当時は、ここに大手門があったと言われています。
堂々とした構えです。
散策の終わったPM4時40分 道路側からの城の姿です。
重厚で堅牢な石垣・歴史を感じさせる苔むした石垣
石垣のある城の光景は、やはり良いですね。
この時代に思いを馳せ
タイムスリップ感を味わった楽しいひと時でした。
和歌山市内にて宿泊
8月にオープンしたばかりの 気持ちの良いホテルでした。