足摺岬のホテルから四万十市へ、

小雨しとしとの天気になってしまいました。

 

先ず、カッタンコットンとのんびりとした田園風景の

四ヶ村(しかそん)溝の水車・安並の水車

 

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藩政時代に四ヶ村を灌漑するために作られたものです。

数多くあった水車も、現在は数基のみの設置です。

雨に煙ったこの光景 風情が感じられます。


四万十川に架かる 沈下橋 を見たいと思い 

川に沿って移動します。

沈下橋とは、

増水時には川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋です。

 

 ★ 佐田沈下橋

 

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S47年に建設  全長 291.6m  幅員 4.2m

町から一番近く 一番親しまれている橋だそうです。

 

大勢の子供たちが、修学旅行生で「えびころがし漁」の

体験をしていたところでした。

ころがし漁って 筒状のものに仕掛けをして引き上げるという漁だそうです。


県道340号を30分ほど行くと(この間にも沈下橋はあったようです)

 ★ 高瀬沈下橋

 

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S48年建設  全長 232.3m  幅員 3.4m


40分ほど走行すると(この間にも幾つかの沈下橋が)

 ★ 岩間沈下橋

S41年建設  全長 120m  幅員 3.5m

 

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今回は、この三橋しか見つけることが出来ませんでした。

 

四万十川は、日本の宝です!と記されている標識を見ましたが

長良川・柿田川ともに「日本三大清流」と言われています。

 

沈下橋の架かる四万十川の光景は周辺の山々・木々と融合して

大らかさを感じさせます。

 

この欄干のない橋を車で・・・何台か通っていましたが、やはり恐いです。

稀に、落ちることもあると言うことです。


ちよっと変わった街灯を見つけました。

車から撮っていると近くにいた地元の方が、こいのぼりで有名な所だと。

「子供の日」前後 一ヶ月近く四万十名物の 「こいのぼりの川渡し」 が

行われるそうです。

 

今年は、500匹ほど舞ったそうです。

 

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R381号からR439号へ 「檮原町」右の→の標識があり その奥

思わず おっ!!!って  めがね橋

 

S19年に完成した 高さ 20m  幅員 2m  

当時の橋としては、最高の技術を駆使してつくられたものだそうです。

 

見れるなんて思っていなかった。小雨降る中 山間にしっとりとした光景

知らない道は通って見るものだと・・・つい、頬も緩んできます。

 

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呑気な気持ちも此処まででした。

目的地の 檮原町を目指して 「はっぴやくとどろ」と書かれた橋を渡り

R439号を進んで行きます。

 

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彼の有名な道とも知らずに・・・

檮原町に着いて地元の方が、知らずにですか知っていて通ったのですか

・・・と言われても

 

確かに書いていました。 道幅は狭いですと。

地図にも 四万十町~檮原町 道が悪いので要注意と。

 

ひたすら対向車がきませんようにと願いながら、5~6台来ましたが

運良くかわせる所でした。

地元の人も嫌がるR439号でした。


気持ち新たに 維新の道・脱藩の道 「ゆすはら」を散策します。


岐阜に帰ってきて知人にこの話をしたら、NHKのドキュメントで

この道のことを取り上げていたそうです。