宮城県から山形自動車道を北上 米どころ庄内平野の田園風景を

眺めながら秋田県にかほ市象潟鳥海山麓に在るブナの原生林

 

「神秘の森」と言われている 獅子ヶ鼻湿原

 

降るかもと雨具の用意をしての 3.5km 2時間30分

専門ガイド付きのトレッキングです。

 

今朝方は、凄い降りだったそうです。

おかげで潤いの増した樹木しっとり感十分の光景を見ることが出来ました。

 

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様々な形をした奇形ブナが見られます。

 

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幹から立ち上がった枝の形が西洋のロウソクに似ていることから

「蜀台」と名づけられています。

 

右側の枝が腕のよう ここに森の妖精・ニンフが座れると

「ニンフの腰掛」とロマンチックな別名も付いています。

 

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炭焼き窯

江戸時代末期から ブナの木を焼き炭として利用

切った株から芽が出ると これを繰り返しているうちに

この様な奇形ブナが生まれたのではとの説が有力だそうです。

 

26個発見された中で この釜は今でも利用出来るほど完全な形だそうです。

 

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この森の主的存在の「あがりこ大王」との異名を持つ巨木ブナです。

幹から上がったところで子に分かれている形から名付けられました。

幹周り 7.62mと奇形ブナとしては日本一の大きさです。

 

真ん中の辺り 猿が手をのばしてぶら下っている? と見えますが。

 

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出壷 別名「熊の水飲み場」とも言われ水温は常に7℃

鳥海山の伏流水が湧き出ている所です。

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熊の爪あとが残されています。

1ヶ月ほど前 入り口近くにある管理人室辺りで見かけたそうです。

 

ガイドさんの腰にはよく響く「熊よけの鈴」が付けられていました。

 

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鳥海マリモ

 

コケの一種でコケ同士が水中で絡み合ってだんだん成長していき

球状になり さらにくっつき合って緑の絨毯のようになっていきます。

 

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とても綺麗な緑色をしています。

 

因みに 阿寒湖のマリモは藻です。

 

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心配した雨も降ることなくラッキーなトレッキングが出来ました。

 

近辺の山々には秋の兆しが・・・来週辺りから大勢の人達の

訪れがあるそうです。

 

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獅子ヶ鼻湿原から 

海抜0mから1100mと山岳道路・鳥海ブルーラインを上り

鳥海山(2236m)の5合目鉾立展望台

 

天気が良ければ日本海が見えるそうですが、殆ど視界〇でした。


今夜の泊まり 蔵王温泉に着いたのはPM7時30分

今日一日は、十分過ぎるほどの観光となりました。

「玉子の温泉」と書かれた 乳白色のお肌つるつるになる温泉で

疲れを取り 明日 晴れることを願いながら就寝。