昨日、東松島市大塩グリーンタウン仮設住宅1 集会所にて、チーム暁による
第1回 寺子屋プロジェクトが開催されました 
8月末、市職員よりグリーンタウンの仮設住宅にお住まいのみなさんから
子供たちのための塾を開いてほしいという要望が上がっているという話を、たまたま耳にしました。
その時に、市職員が
「月謝を極力抑えるようにしてさ、その代わりに
子供たちが先生に教わった分、年下の子供たちに教えて返すような寺子屋方式がいいと思うんだよね」
という話をしていました。
その時に「おぉ～、これは 
」と思った私。
実は5月中旬の段階で、ボランティアチームのメンバーが、この寺子屋方式の塾を考えていたんです。
メンバーの中に、珠算・小中学校全教科の塾と、小学校英語の補助員をしている先生がおり、
他のチームのメンバーと、泥かき後に語り合いながら生まれたこのプロジェクト 
震災なんかの影響で、教育に遅れがあったり、
被害の差で、教育にまで差があってはいけないという思いがあったそうです。
当初の予定では、チーム暁が主に活動している石巻市で寺子屋プロジェクトを展開する予定でしたが
要望が出ているなら、まずは東松島市で、ということで
9月上旬に市役所で打ち合わせをした後、
メンバーが、グリーンタウン仮設住宅のみなさんのニーズを吸い上げ、打ち合わせを重ねました。
本当は10月8日から、寺子屋プロジェクトをスタートさせる予定でしたが
市役所市民協働課（仮設住宅担当）との調整があり、一週間遅れの15日から開始となりました。
15日は
16：00 ～ 18：00 小学生の部
19：00 ～ 21：00 中学生・高校生の部。
東京外国語大学のボランティアさん2名と
チーム暁のメンバー2人が先生となり、寺子屋暁（あかつき）スタートです
私は昨日仕事だったため、19：00～ 中・高生の部から見学しました。
参加者は、小学生の部、中・高生の部、ともに4名ずつだったので
マンツーマンになりました。
初日ということと、人数が少なかったこともあり
生徒さんの苦手科目や、分からない問題・宿題を持参していただき
先生がそれを解説しながら、一緒に解いていくという家庭教師形式となりました。
私は人様に教えられるほどの知識はないため、様子を見ているだけでしたが
来てくれた生徒さんはみんな熱心でしたし、
「分かった～」というすっきりした顔を見ることができ、とても嬉しくなりました 
また、授業中に何人かの住民の方たちが様子を見に来て下さったり
「うちの子も来週からお願いします」と、わざわざ挨拶に来て下さったりしました。
有難いことですね。
昨日は、東松島市子どもまつりがあったこと
翌日運動会や学芸会が控えていたことがあり、少ない人数でのスタートとなりましたが
だんだんと人数が増えていってくれるのではないかと期待しています。
当初は月謝をいただくことも考えていましたが
仮設住宅に住んでいる方は、これから数年後、仮設住宅を出ていかなくてはなりません。
その時に、少しでも手元にお金があった方がいい、
そして、今後もボランティアの学生さんの力をお借りできるのであれば
チーム暁としても、無償で寺子屋プロジェクトを継続して行いたい、と思っています。
これからは、ボランティアの学生さんに継続して来ていただけるよう
東松島市を通して、学生さんの通う大学に働きかけていこうと思っています。
（これは、私の役目になるのかな？）
震災が起きてしまったことは、もう過ぎたことなので仕方ありません。
でも、住宅も家財も全て波にさらわれてしまったから、金銭的な余裕がなくて
学校以外の場所で教育を受けられない、勉強に遅れが出てしまうというのは、
何かとても間違っているように感じます。
東松島市の復興計画では、前半5年・後半5年に分かれ、合計10年かかるとされています。
復興した後、中心になっていくのは、今の若い世代の方々です。
きちんとした教育を受けて、これからの市を、県を、国を担っていってほしいと願っています。
チーム暁でお手伝いできるのは、ほんの一部。
また、主催している先生の判断で、学校での勉強を超えた授業は行わない、
あくまで学校で分からなかった部分を分かってもらうための、補修的な授業を行う予定です。
少しでも、これからの若い力のお手伝いができたら、と思っています 
大塩グリーンタウン仮設住宅 寺子屋暁（あかつき）
第1・3・5 土曜日 ・・・ 大塩グリーンタウン仮設住宅 第1仮設住宅 集会所にて
第2・4 土曜日 ・・・ 大塩グリーンタウン仮設住宅 第2仮設住宅 集会所にて
16：00 ～ 18：00 小学生対象
19：00 ～ 21：00 中学生・高校生対象
★大塩グリーンタウンの仮設住宅にお住まいであれば
第1、第2どちらの回でも参加できます。
★月謝や教材費は、無償です。
お気軽にお越しください～ 