改めまして
謹賀新年、
毎週月曜更新の
このブログ、
新年一発目にしては
割と出遅れてる感もあるけれども、
今年も当面
「出演情報」と「考えごと」との
2本立て
で
お送りすることができるよう、
サボることなくがんばりたいな
と
思うのだけれど、
それを
「今年の目標」
と
してしまっては
ちょっと
関係諸子に怒られてしまいそうなので、
別途
ここに立てることにしてみるけれど、
こないだ
大晦日の記事でも書いたように
「今年の目標」ってやつには
どうも
「どうせやり残す」感
を嗅ぎつけてしまう
やや過敏な鼻で、
そこで
「やり残さない」ための対策
としては、
目標をできるだけ抽象的にする
という方法があって、
高1のときに
無理やり立候補させられた
生徒会役員選
での
公約演説
「えー‥、とにかくがんばります。」
なんてのは
その最たるもので、
抽象的というより
もはや気持ちの問題、
自分はとにかくがんばったので
やり残しなし、
公約達成
と
あいなったわけだけれども、
ここで今また同じ手を使っては
それもまた
諸子のお叱りを受けそうなので、
もう少しだけ大人になって考えて、
いざ今年の目標を
「歯車」を見つけること
あるいは
「歯車」になること
とひねりだし、
また解説が必要な程度には
抽象的
で、
思うに
社会や組織の歯車になる
というと
チャップリンの『モダンタイムス』
が見せたような
「従順」を通り越した
非人格的・機械的な労働者
がイメージされること多く、
たいていは
ネガティブなものとして語られて、
これと対照に置かれるのが
このところ話題の
ノマドワーカー
のような
組織や所属に縛られない
「自由な」(フリーランスの)働き方
だったりするわけで、
そのシンボルのように扱われている
安藤美冬さん
なんかは
いま多くの若者の羨望のまなざしを
受けているようで、
きっと
ボクの周りに大勢いる
「フリー」の
(事務所に所属していない)
芸人たちのそれとは
ちょっと意味合いの違う
「フリー」
であって、
しかし、
その違いとも通じると思うけれども、
ノマドワーカーとて
仕事には必ず相手がいる
わけで、
その相手とは
内部に「歯車」を備えた会社や組織
であるはずで、
それが仕事として成るためには
その歯車の駆動に
自分自身も噛み合う必要あって、
その仕事が「軌道に乗る」
とは
レール(軌道)の上を走る
列車(相手)の歯車群
その一つに自分もなって
全体の駆動に寄与すること
を意味するはずで、
つまりノマドとは
歯車にならない人
ではなくて
いろんな列車で歯車になる人
を言うのであって、
相手あってこそ
仕事は「まわり」だす
という
実に平凡な原則が
確かにそこにも
土台としてあって、
しからば、
今年一年の目標は、
そこいらじゅうを走る列車の歯車群
その中から
自分が噛み合うものを見つけ出すこと
あるいは
そのどれかに
噛み合うような自分になること
まずひとつでも
と
長々ごたくを並べたところで、
ま
要するに
仕事すること
と
実に簡潔な言い換えに成功しつつ、
この
なんとも非効率な
自分の頭の歯車群
その改造が
まず急務なんではなかろうかと思う、
そんな、
今年もよろしくの、
ボクです。
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見えない自由がほしくて
見えない銃を撃ちまくる
本当の声を聞かせておくれよ
THE BLUE HEARTS,1988,「TRAIN-TRAIN」