前略
gamushara-roman くん
昨日の
月イチ
「Dozaemons」
で
4月のライブが終了して、
いつもなら
5月のライブの出演情報を
お知らせするところなのだけれども、
実は
活動をお休みすることになっていたりして
「出演情報 なし」なので、
詳しいことは改めて、
取り急ぎ
身体は健康であること
と
しばらくは
相方・ティラノ平が1人で活動すること
だけお伝えしておくことにして、
また飲みに行きましょう。
お仕事がんばって。
草々
*****
昔の神話の神々が果たしていた役割を今は芸能人が果たしているように思われる。芸能界は、ほかでは許されないことが許される一種の別世界であり、そこでくりひろげられる結婚と離婚、栄光と落魄の物語、つまり男と女がくっついたり離れたり、金や名声を得たり失ったりする物語は毎週大々的に報道され、貪り読まれる。
岸田秀，1982，『ものぐさ精神分析』，中公文庫
映画館やら
美術館やら
旅行やら、
何やら知り合いの人のイベントやら、
遊びに行きたいところ
は
たくさんあれども
なかなか実行に移すヒマもないので、
移動中
なんかで実践している
遊び
があって、
というのが、
ゆっくり歩く
という
ただそれだけのことなのだけど、
それだけ
とはいえ
これがなかなかどうして、
フツーに歩いているところから
ぐっとスピードを落とした瞬間
身体に訪れるのは
なんともいえぬ脱力感
で、
フツーに歩く
というただそれだけで
いかに全身の筋肉を使い
身体が緊張状態にあったか
という気づきがあり、
そうして
その
浮遊感
とでも呼べそうな感覚を味わいながら
自分を次々と追い抜いていく
周りの人々を
眺めていると、
次にやってくるのは
自由
の感覚、
世の中の時間の流れから離脱して、
自らの意志で
自らのペースで
歩く自由、
話を
人生
なんかに敷衍しようなどというのではなく、
言論の自由
表現の自由
産む自由に産まない自由
忘れられる自由
などと並んで
ゆっくり歩く自由
の権利が
人にはあるはずで、
たまにはそれを行使するのも悪くない
と、
声高らかに
もとい
ほんの小声で
宣言しつつ、
バイトに遅刻寸前
であるのに気付いて
早足、
現実の
我が身の不自由を知る、
そんな、ボクです。
*****
僕はポタポタと歩く
君はシトシトと歩く
THE POSTMEN，1997，「Fool Is A Fool」
