気象や気候を学ぶ上で、
台風の知識として必ず話題に出るのが伊勢湾台風です。

1959年、犠牲者5098人を出した台風がありました。
犠牲者の数としては戦後最悪。

この台風は気象庁の予報でも、
進路や規模の大きさは上陸前にすでに分かっていたのにかかわらず、
寛大な被害をもたらしました。

その大きな理由は高潮でした。

基本的に1hPa下がると1cmの海面上昇が起こります。

(静力学の式⊿P=-ρg⊿Zから
100=-1000*9.8*⊿Z ⇒ ⊿Z≒-0.01m=-1cm)

これを吸い上げ効果といいます。

また台風は強風によって周囲の海から海水をかき集めてくるので、
海面が更に上昇します。
これを吸き寄せ効果といいます。

吹き寄せ効果による潮位の上昇は風速の2乗に比例します。
つまり風の強さが2倍になれば4倍の潮位上昇が起きます。
(実際には平均風速が2倍の強さになることはほとんどありませんが)


8月後半からは台風の季節になりますね。
台風の備えとして、まず自分の家だとしたらどのような被害が起きるかを考えておくのも重要ですね。

土地の低い方は浸水被害の警戒として風や台風の規模を見て
土地の高い方は土砂災害の警戒として雨量予測を見ることが大事です。


【参考記事】
1959 伊勢湾台風 - 内閣府
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1959--isewanTYPHOON/

高潮 - 気象庁
http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/knowledge/tide/takashio.html
(↑めっちゃわかりやすい!)


ちなみに自分の家の標高は
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~x10795/Latlonele.html
で確認できますよ~