人間、生きていれば誰しも何らかの目標を達成したり、自己実現をして充実した人生を送りたいと願うものです。
そして、自分の人生には何か意味づけをしてこそ、人間として有意義な人生を送りたくなるものです。
しかし、人生は思い通りにならないことの方が遥かに多いですし、喜びや成功よりも、悲しみや絶望、諦めのことの方が多いものです。
それは、多くの著名人を見ていても然りです。「盛者必衰」でもあり、スポーツ選手などは永遠に勝ち続けられることはありません。オリンピアンでも、金メダルを取っても、必ず引退する時が来ます。
幸せな結婚をしたはずなのに数年後には離婚してしまったり、子どもを授かったのに流産してしまったり、障害児が生まれて世話に明け暮れる日々になったり、子どもが不登校になって仕事を辞めざるを得なかったり・・・。
苦しかったり悲しかったりすることの方が多いことでしょう。
そもそも、私たちは望んで生まれてきたわけでもないのですから、この人生自体が本当は無意味なのかもしれません。
それでも、何らかの意味づけをしようとするのは、意味がなければ生きること自体がつらくなってしまうからでしょう。苦しいことや悲しいことの連続の人生ならば、なおさらです。
それが人間なのだと思います。ですから、目標や生きがいなどを見つけて、懸命に輝かしい人生を送ろうと努力します。
それでも、もう努力することに疲れたら、前向きに生きなくても良いのはないでしょうか。
前向きに生きることを辞めれば、もう肩肘張って、必死にならなくても良いわけです。
そして、前向きに生きられなくても、普通に生きていけますし、幸せを感じることが出来る瞬間があるはずです。
もっと肩の力を抜いて生きてみませんか?
