親和動機と達成動機 3 ~ 心理タイプ講座
こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。
心理タイプ講座では、タイプの違いで生まれる、
コミュニケーションやマネジメントの違いを考えていきます。
親和動機と達成動機 1
親和動機と達成動機 2
の続きです。
「親和動機タイプ」と「達成動機タイプ」の違いは、
コンプリメント(ほめ方)にも大きく影響します。
「達成動機タイプ」には、結果や成果に対して、
正当に評価することが効果的です。
「親和動機タイプ」には、気持ちや感情を認めて、
ほめることが効果的です。
結果だけをほめられると、冷たい感じがして、
あまりうれしくありません。
「達成動機タイプ」の部下や子どもに対しては、
成果に対して適正にほめるようにします。
多くの「達成動機タイプ」は、オーバーにほめられると、
うれしくありません。
60点の成果に対して100点分ほめると逆効果、
30点しかほめないのは論外です。
「親和動機タイプ」の部下や子どもに対しては、取り組む姿や、
努力・苦労などに共感し、ほめるようにします。
テストの点数や業績だけで評価されると、モチベーションが
上がりません。
料理をつくってもらったときに、
「この料理美味いね」
というのは、結果に対するコメント。
「うわ、―これつくるの大変だったでしょう」
「料理つくってくれるなんて、うれしいな」
というのは、気持ちへのコメント。
両方使えばいいのですが、片方だけを違うタイプに使うと、
あまり喜んでいただけません。
ソリューション・フォーカス・コーチング風に、ほめるなら、
「どうして、こんな美味しい料理をつくることができるのですか?」
が代表的なほめ方。(形式は質問)
相手のリソース(力)を見出して伸ばしていくのであれば、
このほめ方は、とても効果的です。
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