タイ人はなぜ熱中症にならないのか? ~ モーニングバード
こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。
「タイ人はなぜ熱中症にならないのか?」
これは、TV朝日モーニングバードのテーマで出ていたものです。
このような質問があると、私は、回答よりもコーチング的意味合いを考えてしまいます。(僕の悪いクセ)
このような問いかけを、コーチングではよく利用します。
「暑いと熱中症になる」と何の疑問もなく思っている人、
つまり、そのような思考の枠組みを持っている人に対して
「タイは日本より暑いけど、タイ人はなぜ熱中症にならないの?」
という質問は、思考の枠組みを変える働きがあります。
いわゆる常識を覆したいとき、思考停止の人の思考を働かせたいときに、このような質問は有効です。
またこれは、モデリングへの質問にもなります。
モデリングとは、理想とする人の思考や行動を取り入れ、
成功パターンを身につける手法です。
熱中症にならないのが、理想の状態、問題が解決した状態だとすると、
「なぜあの人は熱中症にならないのか?」
と問いかけることで、理想状態が明確化します。
なぜ理想的状態は実現できているのか?
なぜ、問題は解決しているのか?
という質問は、理想(解決)を近づける、とても効果的な方法になります。
コーチング的考察は以上ですが、一応質問の回答も書いておきますと、
・汗にはいい汗と悪い汗がある。
・悪い汗には塩分が多く含まれ、熱中症になる。
・多くの日本人は、休眠汗腺が多く、半分くらいの汗腺は
普段働いていない。
・良い汗をかくことができない日本人は熱中症になりやすい。
・タイ人は良い汗をかく人が多いので、熱中症はほとんどいない。
ということです。
日本人は不健康、軟弱になっているということですね。
もっとも、汗腺は2週間くらいで鍛えられるそうなので、
皆さん、たっぷり汗をかく運動をしましょう。
(もちろん、水分と塩分補給に気をつけて)