コーチングでマネジメントを改善した事例
こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。
コーチングは、個人の変化だけではなく、チームや組織に変化を与えることができます。
今回は、コーチングで職場を改善した事例です。
職場:30名程度。知的労働と肉体労働の混在。
状況:
職場の雰囲気がとても悪い。
ベテラン2人が常に対立して、議論がまとまらない。
しかし二人とも重要な仕事をしているので、いないと困る。
職場の改革をしようとしても、文句ばかり出る。
出社拒否の社員もいて、職場に活気がない。
クライアント: 職場のマネージャー
クライアントの希望:
活気のある職場にしたい。
職場の改革に文句を言わないで、前向きにやって欲しい。
出社拒否の社員への対応方法を教えてほしい。
コーチングの方法:
基本方針:
ソリューション・フォーカスの手法を使い、
リソースを伸ばすことを中心にする。
1.マネージャーと、ソリューションにフォーカスした対話を実施。
マネージャーの出来ていることを見つけ、強みを引き出す。
2.コーチとの対話を通じて、ソリューション・フォーカスの
対話法をマネージャーが身につける。
( ソリューション・フォーカスは、理論的には超簡単ですが、
普段行なっていない会話なので、実際に体験することで、
使い方が分かるようになってきます。)
3.社員の出来ているところを探す。
見つけやすい社員から始め、不満のある社員へ。
|
<マネージャの態度が変わり始める>
↓
4.社内ミーティングにソリューション・フォーカスを導入する。
出来ているところ、解決していることをお互いに見つける。
|
<職場の雰囲気が変わり始める>
↓
5.ブレインストーミングと職場ミーティングの実施。
自由にアイデアを出し合い、仕事をやりやすくする方法を社員が考える。
↓
<社員が積極的に動く職場になる>
コーチング成功のポイント
職場を変えようとするなら、まずトップが変わることが必要です。
自分は変わらずに、部下だけ変えようとするような、姑息なマネージャーではなかったので、すぐに改革は進みました。
「自分は悪くない、やらない部下が悪い」というようなマネージャーだと、その意識変革から入る必要があるので、時間がかかります。
職場の雰囲気が変わり始めたきっかけをつかまえて、社員に自分たちのことを考えさせる、そのタイミングも良かったです。