スポーツとビジネス コーチングの違い | 社員と顧客と経営者の幸福

スポーツとビジネス コーチングの違い

こんにちは 心のソムリエ 橋本文隆です。

ビジネスのコーチングも、始まりはスポーツから来ています。

テニスコーチであったティモシー・ガルウェイの教えない
コーチングは、企業に導入され、大きな成果をあげました。

その後コーチングは、心理学、カウンセリング、自己啓発など
さまざまな手法を取り入れながら、大きく変容していきます。

ですから、スポーツのコーチングは確かにビジネスで役に立ちます。

しかし表面的にマネしても、マネジメントレベルのコーチングには使えないでしょう。

それは、スポーツの場合と企業や組織では「コンテキスト(前提や背景)」が違うからです。


スポーツの場合は、選手やチームの目的や目標は、
ほぼ一致しています。
「試合に勝つ」「優勝する」など共通の目標に向かって、
プレーヤーをコーチします。

一方、企業や組織の場合、メンバー間で意識の共有が
できていないことが大半です。


経営者とサラリーマンでは意識がまったく違います。
正社員と派遣社員でも違うかもしれません。

仕事にやりがいを感じている人もいれば、お金さえもらえれば
それでいい、という人もいます。


NPOでは、社会貢献に燃えている人から、
暇だから参加している人まで、さまざまです。

つまりスポーツではあまり気にすることのない、メンバー間の目的の違いや意識レベルの違いを考慮しなければ、企業やNPOなどのマネジメントはできないわけです。

逆に言えば、意識の共有、価値観の共有、ビジョンの共有などが実現できれば、マネジメントはとてもやりやすくなります。

ですから、経営品質も価値観の共有を強く主張します。


価値観を共有するためには、次の3つのポイントを
考慮するといいでしょう。

1.トップやリーダーが、想い・価値観・ビジョンを明確にする。

2.人はそれぞれ固有の価値観や考えを持っていることを
  理解する。

3.違いがあることを前提に対話し、お互いにプラスになる
  共有点を見つける。



マネジメント・コーチングのご相談はこちらから