暖冬と言われながらもやはり冬は寒いですね。急に寒くなると体がついていかなくなります。これもやはり寄る年波というやつでしょうか。こんにちは。管理本部の前田です。

 

平成30年もあっという間に終わりを迎え、あと10日で平成31年です。ですが、平成という元号で年を越すのは今年が最後です。今を生きる全ての日本人にとって、最後と言い切れるのは初めてのことです。年末になって、「平成最後の~」みたいな番宣もよく耳にしますが、初めて耳にするにもかかわらず、世の中全体はごく普通のこととして受け入れていて、というか、あまり関心ごとではないのでしょう。むしろ、仕事をしているほうからしてみたら、もったいぶらずに新しい元号を早く発表してほしいですよね。

 

今の現役世代、昭和に生まれて平成で大人になったという人社会の真ん中を占めていると思います。色々なことがあったこの30年、みなさんはどんなことが一番記憶に残っているでしょうか。私はやはり携帯電話やパソコン、電子メールにインターネット、GPSときてスマホの普及と昭和と比べると格段に便利な世の中になったことを挙げたいと思います。その意味では、間違いなくIT革命の時代だったとは言えるのではないでしょうか。

 

他方、戦後の社会が成熟期から爛熟期を迎えたこの30年は、成長期の明るさが影をひそめ、上手に言葉では言えませんけれど、何となく渋めというか、灰色がかった時代だったように感じます。それは未曾有という言葉が決して大げさではない事件や災害が日本でも外国でも起こったことや、あまり将来に対して明るい展望が見えてこないことと決して無関係ではないのでしょう。

 

元号というのは、世界で日本でのみ使用されているそうです。西暦でいいじゃんと思いながらも、こうやって30年に思いをはせるのは元号があるからで、日本人にとって一つの区切りであることは間違いありません。来年から始まる新たな元号がその終わりを迎えるとき、私が振り返れるか否かは分かりませんが、明るく過ごせる時代になることを願っています。がしかし、平成元年は消費税が導入された年でした。新たな元年は消費税が10%になる年です。増税の年とはなんだか似たスタートですね。もっとも、日経平均株価が最高値を記録したのは平成元年の大納会だったような気も。。。 期待しましょう。

 

それでは、みなさん良いお年を。