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今回は藤本が担当します。
先日、関西を中心に猛威を振るいました台風ですが、私の身辺でも結構な被害を被りました。
私の近所は、瓦が飛び散り、車が横転し、中学校の体育館は屋根ごと剥がれ飛び、私の車には看板が直撃し~とニュースに紹介されるほどの被災状況でして、また、私の実家周辺も被害が酷く、信号は曲がり電柱が倒れ物置は全壊・・と結構な事になっており、実家自体もガレージの屋根が吹き飛び、吹き飛んだ屋根の跡によそから吹き飛んできたガレージの屋根がうまく乗っかるというマンガの様な事態に。という訳で、週末に壊れた実家の片付けでもしようと様子を見に行ったのですが、意外だったのは、復旧作業中の皆さんが明るく過ごしているのです。その中で、何百万円単位の被害に遭った(ビニールハウス等が潰れると高くつくのです)幼馴染と話す機会があったのですが、さぞ気を落としているだろうと思いきや、「まあ、泣いてもしゃあないしなあ。」と、何故か半笑いでして、私が「なんや嬉しそうやけど、ドカンと保険金でも入るんかい?」と聞いてみると、「アホか、まだわからんわ!」と否定しながら、「でもな、この村はずっと『守る』ことに一生懸命で、この先、何も新しい事が起こらんかもと思ってたけど、今は『復旧したるで!』という雰囲気になっていて、何か新しい事が起こりそうで何か嬉しいんや。エライ被害を受けた自分が、まさかこんな気持ちになると思わんかったから、それもまた嬉しいわ。」と言うのです。中学生時代にXXXをしでかしていた彼が、いつからこんなに立派になったのだろうという驚きと、友人としてとても誇らしい気持ちが同時に芽生え、それを直接伝えたかったのですが、そこは昔馴染みの照れもあり、彼も同様に照れ隠しで「お前、俺の保険金狙ってるやろ?」とかわしてくるのが予想されたので、ぐっと飲み込み、今、ここで公表している次第です。人はどんな逆境でも何かの芽生えを感じれば、自然と笑顔になれるのだと、そんな当たり前の事に、改めて気付かされた出来事でした。
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明日は、最近絶好調の中村君です!