皆様、こんばんは!

本日は東京拠点の大村が担当いたします。

 

先日、とある企業の社員様にインタビューした際の

エピソードからお話させていただきます。

複数の社員様から、若手社員の育成について、

下記のようなお悩みをお話いただきました。

 

「今の世の中は、すぐにパワハラ問題になる。

社会人として当たり前のことなのでは?と思うようなことも、

指摘してはいけないのかな?と思ってしまう。

これで、こちらが指摘をしてしまって、それが原因で、

会社を辞めるとかっていう話になったら、私のせいになるのかな。

そう思うと、何も言えない。でも、気になってしょうがない・・・。」

 

といった内容でした。

どういうことが気になるのか?と詳しくお伺いしてみました。

 

指示をしたことをできたかとこちらから確認をすると、

 

「あ、忘れてました。(・・・以上。)」

 

(申し訳ありませんの一言とか、いつまでに改めてやります!

とか、そういった一言はないのかい!!(その上司の心の叫び))

 

という話だったり、

 

「挨拶も、ぼそぼそ言って、何を言っているのか聞こえない。

朝くらい、聞こえるくらいの大きさで声を出せないのか・・・」

 

などなど。

もっとこうしたらいいのに、を伝えられない難しさに葛藤しておられました。

 

中には、それくらいのことだったら、普通に注意してあげればいいのでは?と

感じた方もいるかと思いますが、この方のように、若手社員との関わり方に

頭を悩ませているんだという内容のご相談を多くいただきます。

 

確かに、ただ頭ごなしに怒るだけでは、相手は委縮をしてしまうだけで、

逆にミスも多くなってしまう・・・と言うことになると思います。

 

だからこそ、“伝え方”は大切だと思います。

 

ただ、前提として大事になってくるなと思うのは、『本人の意思』と

『その意思を関わる上司が知った上で関われているか?』という点です。

 

そもそも、本人が

「何故その会社に入ったのか?」

「どんな社会人になりたいのか?」

などの、根本のところが、大枠でもあるか?というところです。

はじめは

「とにかく、かっこいい大人になりたい!だから成長したい!」

とか、そういった漠然としたことでもいいと思います。

 

本人が向かいたい方向性が、どこなのか?

それ次第で、こちらの関わり方は変わると思います。

 

その本人が向かいたい方向に成長できるように、

仕事を通じて、応援していくというスタンスで関われたら、

指摘された時の本人の受け取り方は変わると思います。

 

これは、私自身も、新卒メンバーに関わる際に大事にしていることです。

 

逆に、本人の意思が見えないと、私自身も関わり方に困ってしまうと思います。

それこそ、その意思が見えない中での関わりですと、

それこそ“ただのおしつけ”に捉えられてしまうかもしれません。

 

もし、部下本人の未来に対する意思を知らないのであれば、

じっくりその部分を深く対話するところからスタートしてみると、

普段の関わり方が見えてくるかもしれません。

 

新卒1年目・大井啄史です^^

お楽しみに~!