こんにちは!いつもブログをお読み頂きありがとうございます!
今回は花粉症に悩む藤本が担当致します。
さて!19採用活動がスタートしました。
今年は既に内定をもらっている学生さんが多い傾向にあります。もらっていないにせよ、インターンシップに行って既に業界は絞ってみたとか、後は最終選考のみとか、早い学生さんは、通常の学生さんに比べて、かなり早期から活動を開始されています。
調査会社のアンケートによると、就職活動解禁日である3月1日時点で内定を貰っている学生さんは9.9%。その多くがインターンシップに参加した企業さまから、実質的に内定(一応、内定内示や内内定と呼んでおります)を貰っております。
当社の選考にやってくる学生さんにも、既に内定を貰っている人がいらっしゃいまして、一度「その会社に入社するの?」と質問してみたのですが、「まだ就職活動は続けます。」と採用側としては胸の痛む回答をされました。認知・興味喚起まではいったが、応募動機形成まではうまくいったが、入社動機の形成は今から・・という実態ですね。
ここで、インターンシップに行かれた学生さんからの質問で、一番多いものを挙げてみましょう。
「自分が何に向いているのか、わからない。」或いは「わからなくなった。」
君らインターンシップやっとるやないかい!と突っ込みを入れたいところですが、事実です。インターンシップに行かれていない学生さんは「インターンシップ行っている人は、もう内定もらっているのに、自分はまだ何がしたいのかもわからない・・・」と更に不安になっていらっしゃいます。また、ここ数年は「良い会社に入りたい!」というより「ハズレの会社に行きたくない!」という傾向も見受けられます。まとめますと「ハズレは嫌!ん?そもそもアタリって何?」で困惑・・・という状態です。
一方、企業さまからの質問で一番多いものを挙げてみましょう。
「学生さんにささるフレーズって何ですか?」
「良い学生さんを見極める方法を教えて下さい!」
採用をより上手くやろうとされる熱意が伝わってきますね。「昨年(だけでなく一昨年も、という仰るケースが多いです)、うまくいかなかったから、何とか今年は挽回せねば!」と責任感を感じていらっしゃるのです。
一度、まとめますね。
学生さん:「ハズレ企業は嫌!ん?そもそもアタリ企業って何?とりあえず情報収集だ!」
企業さま:「今年こそはうまくやるぞ!学生獲得に向けて良いやり方を学ぶぞ!」
これを、かつて「就職は結婚」と例えられた事がありますので、学生さんと企業さまを男女に変えてみましょう。どちらが男女でも構いませんので、両パータン記入しますね。
男「ハズレ嫁は嫌!ん?そもそもアタリ嫁って何?とりあえず合コンだ!」
女「今年こそは結婚するぞ!彼氏ゲットに向けてノウハウを仕入れるぞ!」
女「ハズレ夫は嫌!ん?そもそもアタリ夫って何?とりあえず合コンだ!」
男「今年こそは結婚するぞ!彼女ゲットに向けてノウハウを仕入れるぞ!」
皆さまなら、こんな事を言っている知人がいたら何と言いますか?「そんな事より、まずは相手に誠意を持って付き合いなさい。」と仰る方が多いのではないでしょうか?
お互いをコミュ二ケーション対象ではなく、戦利品と見做している事に、何となくの違和感を覚えたのではないでしょうか?こういった世界観からの脱却が、企業さまと学生さんの真っ当なコミュニケーションのスタートかなと考えています。
まずは、採用のやり方より採用のあり方から問うてみる。
自社はどんなコミュニケーションを学生さんと取りたいのか?
入社後はどんなコミュニケーションを取りたいのか?
それは何故そう思うのか?
この問いに回答できたら、学生さんとの付き合い方も劇的に変わり、学生さんも胸襟を開いてくれるでしょう。事実、そんな場面には多数出会っております。是非、学生さんを信じてください。最近の学生さんは、こういった「あり方」について非常に理解を示してくれますよ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
明日は最近誕生日を迎えられた中村君です。何とまだ20代だったんですね