こんにちは!いつもブログをお読み頂きましてありがとうございます!

本日は川口に変わりまして、藤本がお届けします!

寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

さて、私は数多くの方にインタビューしているのですが、そこで薄々と感じていた事・・。

それは「男性は小学校高学年時代のヒーロー像に、

価値判断基準を左右されているのではないか??」という事。

 

理論的には、心理学者A・パンデユーラの唱える

「社会的学習理論」にて実証されている様でして、

どうやら人は8才~13才あたりの成長過程において、

直接の体験だけでなく、むしろ、他人の行動を意識的に観察し、

マネすることで、所属する文化で適切な態度、習慣、価値観、行動などを

身につけていくとの事。注釈として、他人は実在の人物の他、映画やアニメ、

マンガの登場人物も含まれる様です。

(だから子どもに攻撃的な番組はアウト!とも伝えています。)

 

確かに自分にも思い当たる節はあります。

とりあえず慣れない事でも修行すれば何とかなる、という発想から抜けられません。

JチェンとかDボールとかの影響ですね。

 

先日も、実際の現場でこんな事例がありました。

 

組織のNO2の方が、NO1に対する不満を仰っていたのですが、

内容としては、

・社長は困った事を全て自分に押し付ける。

・社長は最後まで決めずにこちらに気を遣う。もっとドンと構えて欲しい。

・社長は自分がどこまで頑張っているのか、果たしてわかってくれているのか?

というもの。

 

その話をお伺いした後に、社長さまへインタビューしたのですが、

内容としては、

・専務は自分で全てを抱え込む。

・専務に相談しても「それは社長が決める事」と突き離してくる。

・専務はこちらの苦労をわかってくれない。

との事。

 

過去の関わりの中で、ネガティブバイアスがかかってしまい、

誤解や勘違いが生まれ、真意をわかり合えない状態・・と、よくある構図です。

 

このバイアスがどの位酷いかを推し量るにあたって、

それぞれの過去のヒーロー像のかい離を知る事が

わかりやすいのです。

 

ちなみに。今回の場合、お二人のヒーロー像としては、

社長さま:ワンピースのルフィ、専務様:北斗の拳のケンシロウ。

 

シンプルに両者の特徴をまとめますと、

 

ケンシロウ

一人で全てを背負う。仲間というよりライバル

或いは慈悲をかけるべき弱者。弱みは見せない。

 

ルフィ

仲間がいる事前提。仲間は個の特性を生かしている。仲間に頼る。弱みを見せる。

※ワンピースの熱烈なファンの方、ニワカが説明して申し訳ありません。

 

ルフィの様に社長が仲間の力を借りようと依頼しても、

ケンシロウタイプの専務はそんな社長を「弱い人」或いは

「怖くなって部下をケンシロウにけしかけるザコボス」

にしか見えないのです。

リーダーが弱みを見せる?世紀末救世主の様に、

大きな危機にも黙って立ち向かえという専務。

社長からすれば、そんな冷たいロロノア・ゾロってどうなの?という社長。

 

と言う訳で、お互いのリーダー像と、自分の見えている景色を共有する事で

少しはわかり合える事となりました。専務は、この後ワンピースを読まれたとの事。

素敵な専務ですね。

 

皆さんも、「あの男はすこしわからないな・・」という方が周りにいるのなら、

小学校高学年時代のヒーロー像を共有してみませんか?

わかり合える事、間違い無しですよ!

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

明日は、ワンピースとは何ぞや?を、私に教えてくれた師匠、中村くんです。