もう既に『もしドラ』をご存知の方は多いかと思います。
7月22日に100万部突破してから、わずか半年にも満たない期間で累計200万部という
記録的な部数に到達し非常に注目をされている書籍です。
そんな波に乗ってなのか、弊社でも講師を招いて
全社員でドラッカー研修を2日間受けてきました。
そこで学んだことを少し共有させて頂きます。
皆さんはオートクラインという言葉をご存知でしょうか。
自分で声に出した言葉が自分自身に作用することをオートクラインと言うそうです。
これがマネジメントで非常に重要であると感じております。
ではどんな効果(作用)があるかというと、
■オートクラインの効果(共育コーチング研究会参照)
効果1 『オートクラインは誰の言葉より説得力がある』
例えば社長や上司に「お前は本番に強い」と100回言われたら部下はどうでしょうか。
俺は本番に強いんだと素直に受け取り、効果のある人も中にはいるでしょうが、
逆に「そんなことない~」と自分に負の暗示を掛けてしまう人も多いかと思います。
上司から100回言われるよりも、
「俺本番には強いから大丈夫だよ」と自分自身がさらりといった言葉の方が
自分への説得力があるようです。
自分自身が言った言葉(意識せずさらりといったときは特に)には
バリアーが掛からず直接脳に作用するようです。
効果2 『話をすると新しい気づきがあったり考えがまとまったりする』
皆さんは部下から相談を受けたときに、今まで思いついたこともない
アイデアが、ふとわいてきたという経験があるのではないでしょうか。
一人で頭の中だけで考えているときより言葉に出して話しているときの方が
脳を沢山つかっているので気づきや発見も多いのです。
効果3 『行動につながる』
「絶対経営者になるんだ」
「俺は営業で№1になるんだ」などなど
目標がかなうかどうかは別としても自分で言葉にしたことは
不思議なくらい行動に結びつきます。
特に若手社員の自主性や行動を引き出すにはオートクラインを意識した会話が
効果的だと感じます。
「目標達成しなさい」と上司が言うより、
「今月は必ず目標達成します」と本人が言える会話をする方が効果的です。
私も仕事を通してこのオートクラインの力を実感しております。
もちらん、大切なことは知識ではなく、明日からどういった行動に移せるかです。
それを教えてくれたのが、今回研修の講師を担当して頂いた
『山下 淳一郎氏 (ドラッカー学会員)』です。
年明けにはなりなすが、セミナー やドラッカー実践講座 を開催しております。
ドラッカーについての理解を深めたい方、部下の育成にお悩みの方など
お時間ございましたら、是非ご参加してみてはいかがでしょうか?
新しい気づきがあると思います。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
それでは、良いお年をお過ごしください。