はじめまして、ソリューションの好々爺、須貝と申します。
日頃、弊社コンサルスタッフブログをお読み頂き、ありがとうございます。
これまで、年寄りの特権を使い、極力、対外的な露出を控えておりましたが、
10月最終日のハロウィン、カレンダーも捲られ目立たない月末のサプライズとして、
私の心地よかった刺激を、本日は呟かさせて頂きますので、ご笑納下さいませ。
まず、タイトルにありますように、経営者感覚を持つと言うことは、アンテナを磨き、
自身の成長のみではなく、自分でなく家族に対して責任を持つことかとも考えます。
次のステージをイメージし、限界に挑戦し開拓する覚悟が無いと迷ってしまいます。
信念を基に、家風を家族一丸力で醸成し、リーダーとして子供に背中を見せねばと。
さて、いきなり固い話から始まり申し訳ありませんが、実体験の本編に入りますね。
とある日曜日、家族団欒の昼下がりに、めっちゃかわいい7歳の愛娘と3歳の愚息と
言葉遊びゲームをしておりました。
しりとりやなぞなぞ、そして古今東西などの古来からあるコミュニケーションは、
何が必要となるわけでもなく、ちょっとした時間にできる貴重なツールです。
もちろん親として、子供たちの教育、そして成長を計る格好の機会ともなります。
その時は、10秒間で、お題に沿って何個の言葉を言えるかを競争しました。
お題は、『 英単語 』をいっぱい言えた人が勝ち!
スピード決着の、めちゃくちゃ単純なルールです。
シンプルだからこそ、日頃のモノを見る目や考え方が如実に現れますね。
まずは、お姉ちゃんから始めたのですが、わずか10秒間という時間中で、
焦りつつも姉のプライドも見え、たくさん言おうと必死な様子が見て取れます。
『 Strawberry... , Banana... , Chocolate... , Juice... 』と、
4つを言うことができ、得意満面の笑顔で、弟にどうだと言わんばかりでした。
続いて弟君の順番で、さぁスタート。
するとどうでしょう、瞬く間に...
『 One , Two , Three , Four , Five , Six , Seven , Eight , Nine , Ten . 』
そして、『 10個言えたし、疲れたから寝る..! 』 と、布団をかぶってニヤニヤッ。
僅か3秒そこらの出来事で、家中が圧倒されてしまったのです。
妻から出てきた言葉は、『 レオ君、すごいなぁ~! 』の驚嘆の一言でした。
そして私は、『 ありえへん、なんでそれ思いつくねんっ、すげぇ~なぁ~! 』
親としてではなく、人として、スカッとした笑みがこぼれる心地よさでした。
たかが3歳、されど3歳、いつもお姉ちゃんに負けていたこと、反撃したのです。
そして、どうだと言わんばかりの勝ち誇ったかの余裕の態度です。
娘にとっては、きょとんとした顔で、何があったのか理解できてなかったでしょうね。
このゲームに勝つための必要なボキャブラリー、知識の絶対量は少ないはずです。
しかし、物事をシンプルに考え、勝つためにできる知恵を使ったことには脱帽でした。
親は無くとも子は育つ、というのは、妻に対して失礼かもしれませんが...
私の不徳を補うべく、どこかで、誰かが、愛息を成長させて頂き、感謝致します。
知識や経験、情報量が多くなれば多くなるほど、複雑に考えることが多くなりなすし、
大人の私でも、3秒そこらで英単語を10個言うことは容易ではありません。
しかし、うちのボンはそれをやり遂げ、私達へ魅せたのです。
閃きという名の宝箱、それを見つけること、それは万人に平等なのだと。
老いては子に従えの、いい見本かもしれません。
親は子に教え、育てているつもりでも、実は、親が子供に育てられているのです。
親を楽しんでいる方から見れば、そんな感覚がご理解いただけるかとも思います。
息子自慢ではありませんが、人はそれぞれがダイヤモンドの原石であり、
それを周りがどう磨いていくのかで、その輝きも大きさも変わってくるのです。
綺麗に光らせようと丁寧に磨くあまり、小粒になっていないでしょうか?
出来上がりの大きさに拘り、その輝きにくすみがかっていないでしょうか?
目の粗い研磨をして、傷だらけになっていないでしょうか?
育ててやると職人の器や技量で、原石の可能性に蓋をしていないでしょうか?
私の母親の名言(迷言?)で、次の教えがあります。
『 育てたいようには育たないが、育てたようには育つ。 』
もちろん、母に文句を言われるたび、『 育てたんはあんたやで 』、と言いますが、
『 半分は父や 』と反撃しますので、堂々巡りを繰り返します。今となれば、
それもまた、ホッとする親子のコミュニケーションだなと繋がりを意識できます。
まわり道も書きましたが、日曜日の一時、暴れん坊のドラ息子に学んだ刺激でした。
親子であると同時に、人としてコミュニケーションをとりたい相棒でしたね。
もっと刺激を与え、そして挑戦して来い、との想いすら3歳児に感じさせられました。
まだまだ未熟なボン、彼の未来のため、胸を張り、背中で魅せるリーダーにと。
一度お試し下さい、知識の有無でない、固定観念や知恵の部分が見えるやもを。
最近の携帯電話にはストップウォッチ機能があるので、公正な勝負ができます。
たかが、10秒間で英単語を何個言えるか、ちょっとした時間の合間に是非。
もちろん、職場でも仕事モードがオフでの、軽いコミュニケーションにもなりますね。
その後、もう一度やりたいと姉ちゃんがマネをして14個言えたのです。
が、そりゃ言えますよ、自分の4個と弟のアイデアの10個ですからね...
『 まぁ、座れ! 』と子供達と三人で正座し、『 勝って兜の緒を締めよ 』と
『 コロンブスの卵 』の話を20分近くコンコンと伝えたことも、後日談として...
本日、お読みの方で、子供とのコミュニケーションで面白いご経験がありましたら、
是非、コメント等で、お知らせ下さいませ。学ばさせていただきたく思います。
バカ親のチビ自慢、長文になりましたが最期までお読みいただきまして、
本当にありがとうございました。
皆様に幸多い、実りある秋が訪れること、心よりお祈り申し上げます。
Trick or Treat, and Have a Lucky Halloween...