ここ数年の政治を見ていると、新興政党の躍進が著しく、
既存政党の凋落が止まらないように感じる。
なぜそうなっているのだろうか。
私が考えるのは、
既存政党はすでに民意を聴く力を失っており、
失望した有権者が、より民意に沿った政策を謳う新興政党に投票しているからであると考える。
自民党・公明党は長期政権が続く中で不祥事や政治資金問題が相次ぎ、
さらに岩盤支持層となっていた保守派が眉を顰めるような政策を繰り返した。
多くの有権者がこれらの是正を求めているにも関わらず、これに答えることがほとんどなく
完全に腐りきっている。
これに有権者は失望と怨嗟の声を上げている。
これまでは、こういった状況で「反自民」の旗頭たる立憲民主党に票が流れていたが、
近年はそうなっていない。
立憲民主は2011年東日本大震災以降、下野してから自民党に輪をかけて酷い。
彼らは与党を批判することしかしないのだ。
審議においてもまったく関係ない不祥事の追及だけしかせず、有効な対案を出さない。
一有権者の立場から見ると、まるで審議を妨害しているだけにしか見えないのだ。
審議を妨害するだけならまだいい。
彼らは、有権者の多くが嫌だと言って自民党が諦めた法案をわざわざ蒸し返して可決したり
より劣悪な法案を提示して自民と協力することさえある。
私の目から見ると害悪でしかない。
これに対し有権者がSNSでいくら嫌だNOだと言っても、彼ら既存政党は聞き入れない。
彼らのような古い組織は、そもそもそのようなチャネルで有権者の声を聴く頭がないのだろう。
既存政党に対して有権者が感じているのは、端的に言うと
「奴らは国民が嫌がることしかしない」である。
では、近年躍進著しい新興政党はどうであろうか。
近年躍進著しいのは国民民主党と参政党、次点で日本維新の会である。
国民民主党は、SNSを駆使した宣伝戦略が非常に巧みだ。
おそらく、SNS上の政治への声を収集・分析し、それを提案政策に反映している。
また、代表のSNSやyoutubeなどの動画配信サイトを利用した発信力も非常に高い。
それに加え、幹事長や周囲の議員にも魅力的な人材が多い。
国会においても国民にとって利益の大きい政策を次々と掲げ、
2024年衆院選・2025年参院選で躍進を遂げた。
昨今、他党が掲げる看板政策は、ほとんどが元々この党が言い始めたことばかりである。
民意を聴き、政策に反映する能力は国内一であると思われる。
参政党は、直近の参院選で大躍進した。私が感じるその要因は「日本人ファースト」という
わかりやすいキャッチコピーだ。
自公立に裏切られた保守層や報われていない若者の一部が、このキャッチコピーに
魅力を感じているのではないだろうか。
勢力の拡大が始まってからまだ日が浅く、実際にどんなことを主張し、
行動していくかが未知数であることから、
今後の出方次第ではこれらの支持者を一気に失うことも考えられる。
今後の国会での活動が試金石になっていく事を本人たちが自覚していると良いと思う。
日本維新の会は、大阪において
「小さな政府」「行政改革」「ムダ削減」など、分かりやすく現実感のある政策を前面に出して
腐りきっていた自民に取って代わり、その勢力を拡大している。
残念なのは関西圏のことにとらわれすぎている点と、
面子にこだわって、しばしば国民を裏切ることである。
彼らは、自公と手を結び、103万円の壁を178万円に引き上げる案を潰し、
自党の掲げる国民にとって優先順位の低い政策を実現させた。
先の参院選ではこれを裏切りと評価した国民により多くの票を失ったと思われる。
また、選挙中は社会保険料減額を前面に押し出していたものの、
選挙が終わったとたんに、一言も言わなかった大阪副都心計画なるものを
押し出してきた点も、嘘つきとの誹りを受けているように思う。
こうして見ると、政治の現状は明確である。
既存政党は民意を無視し続けることで失望を招き、
新興政党は民意を政策に反映することで支持を拡大している。民意を汲めなければ議席を減らす。
今後の政治の方向性は、どれだけ有権者の声を聴き、行動に移せるかにかかっていると言えるだろう。
おそらく自公立など既存政党は3年後、次の国政選挙まで衆議院を解散せず
現状を維持して既得権にしがみつこうとするであろう。
それにより、ますます国民の心は離れると理解さえできない。
新興政党は、その中でいかに協力して国民の望みを実現していけるかが鍵になるであろう。
ここで協力しなかったりおかしなことを言う党は次回選挙で国民の怒りを知ることになるのだ。
自民が生き残るのって実は簡単なんだよね。
無駄な歳出を削減して(それを財源に)国民の手取りを増やして外国人への優遇をなくせばいい。
昨今のSNS上の世論はつまりそういうことなんだけど
それすらわからんのだから末期的。