普段から愛犬が軟便で・・・。

 

時々下痢になったり・・・。

 

それを放置しておくと、後々とんでもないことに繋がってしまうことがあります。

 

体の成長はもちろん、精神的にも辛いIBD・・・炎症性腸疾患になることがあります。

 

重症化すると、手のつけようもないほど、極端に体がガリガリになり、愛犬はもちろんのこと、飼い主もやせ細った愛犬を見ていると、物凄く心が痛むものです。ましてや、命に係わることになれば。

 

普段から、軟便気味だって感じることがあったら、愛犬の食事を変えるよりも、まずはアレルギー検査をやったほうがいいです。

動物病院に連れて行き、アレルギー検査をお願いすると良いでしょう。

 

その検査結果から、愛犬が持っているアレルギーを除いた食事に置き換えることが必要です。

 

そのおり、ステロイドといった炎症を抑える薬を使っていた場合、ちゃんとした検査結果がでませんので、最低でもステロイドを止めて半年後経ってから検査をすることをお勧めします。

 

大抵の場合、アレルギーが関係しているのだと考えていますが、それでも軟便気味のとき、まずは必要なカロリーと同量のドッグフード・・・大抵の場合、ドライフードだと思いますが、その与えている量が、必要量以上になっていないかチェックすることも大切です。

 

それでも・・・のときは、精神的ストレスによって・・・とも考えられます。愛犬が飼い主に何を伝えてきているのか。それをちゃんと飼い主が気づいて受け止めてあげれているのか。

 

これによって、心の安らぎを感じ、それが体調へ良い影響を与えることに繋がります。

 

犬が「尾を振っている」=喜んでいる・・・といった、実にくだらない情報しかお持ちではなかったら、確実に愛犬との心の壁が出来てしまっていると考えても良いでしょう。

 

そのことは、折々このブログで紹介していきます。

 

 

さて、とにかく軟便、下痢を止めたい。検査結果を待つよりも、できるだけ早く。

 

というかたは、スーパーでタケノコの水煮パックを購入してください。それをまず冷凍したあと、解凍すると、かなり良い感じで繊維がほぐれやすくなります。

 

それを刻んで、とりあえず与えている食事に追加する。

 

ただし、スーパーなどで売っているタケノコの水煮は、たいてい中国製です。

 

・・・なにが言いたいのかお分かりだと思います。

 

ですので、

 

 

 

 

 

 

 

このような国産のタケノコの水煮がお勧めです。

 

タケノコに含まれる繊維質がとても良い結果を出してくれるのは、今までで経験済みですので、春になると大量に用意して冷凍庫にストックしておき、必要量を解凍すると、タケノコの繊維がほぐれてシナシナになっています。それを包丁で細かく叩いて使用しています。

 

他にも、

 

 

 

 

 

 

 

このようにすでにカットしているのもありますが、結構使用しますので、多めに購入されて冷凍庫でストックしておくことをお勧めします。

 

量でいえば、与えるフードの1/3をタケノコの水煮にし、便の状態を観察しながら、徐々にタケノコの量を減らしていけば良いと思います。

 

軟便・下痢・IBDというのは、大腸でしっかりと水分を吸収できず、排泄されるわけですから、タケノコのちょうど良い繊維質を利用するのが、ベストです。

 

以前、発酵竹パウダーを利用していたこともありますが、モノによっては、逆に腸壁に刺激を与えることもあり、適切ではなかったことがありました。ですので、柔らかいタケノコを利用して、水煮により、シュウ酸をできるだけ取り除き、そして冷凍して解凍すると、さらに繊維質がほぐれますので、水にさらしてしっかりとシュウ酸を抜いたものを与えましょう。

 

このタケノコの繊維には、乳酸菌といった体に良い影響を与える細菌が増え、腸内細菌も整えてくれますので、便が安定した後も、適量与えることも良いかと思います。

 

そして、愛犬の食事に取り入れる前、その水煮されたタケノコを、乳酸菌発酵させると・・・といった、上級テクニックは、後日記事で書いていこうと思います。

 

安易な考えで、それならば、発酵させてあるメンマを利用すれば・・と思われるかもしれませんが、質のこともあり、あまりお勧めしません。

 

ようは、質の高い食物繊維を愛犬の食事に取り入れることが大切だということですね。

 

他にも食物繊維はありますが、そのほとんどは効果が非常に出にくいようでした。ましてや末期のIBDを患っている犬には、効果がほぼ見られませんでした。
(○○ファイバーなどのサプリ。キャベツ繊維など)