まけて…と言っても勝負ではありません
価格交渉
とでもいいましょうか
でも そんなに大きな交渉ではなく
昔々の親子の会話
ご紹介しますね

あれは娘がまだ小学校にあがるか上がらないか…の頃
フリーマーケットに出店して
目標の四万円を達成し
そろそろ商品も残りすくなくなり
ホッと一息ついた頃
ふと目の前をみると
軽トラでみかんを販売してるのが見えました

そう言えば喉も乾いたな

ひと盛り150円と書いてあります

私は娘を呼びました

『みかん買って来てくれる?』
笑顔の娘にこう言いました

『お手々をひろげて~』
そしてアタシは
彼女の左手に100円を
右手に50円を乗せしっかり握るように言いました

『お手々をグーにしてね』
『瑶子~みかんは150円だけど100円で買って来れるかな?』
そして左手を指差し
『こっちのお手々だけ開いて買って来れるかな?』
娘はすぐに嫌だと言いました

そりゃそうですよね

無茶な母は続けます

フリーマーケットに出店して
オトナもコドモも
口をそろえて『まけて~』と言って値切ります
きっと値切るのを楽しんでいるのでしょうね

でも言わなくてもまけてあげたくなったり
強引なオトナの値切り方に苦笑したり…
それをコドモながらに見ていた娘に
『ママ、なんでみんな まけて~って言うの?』の問いかけに
実践してみようと思ったのです…と言うよりホンの思いつき

さて嫌だと言う娘に
『いいよ~じゃあ 150円だから
おじちゃん、これで買えるかな?って両方のお手々を広げたらいいよ~』って言いました

そして母は続けます

『瑶子~まけてっておじちゃんに言わずにね
左手を広げて
おじちゃん、これで買えるかな?って言ってみてごらん
でもね、嫌なら両手を広げればいいの
まけてって言葉は使わないで
買ってきてくれる?』
そして娘は駆け出しお手々を広げてみかんを買ってるようで
おじちゃんが娘にみかんを渡した後
笑顔で頭をなでてくれるのが見えました
きっと、お使いをした娘を褒めてくれたんですね

スキップで戻ってくる娘は満面の笑み


そして
『ママ~こっちのお手々だけで買えたよ~』と
『おじちゃんがね、お使いお利口さんだね~って』と嬉しそう

『よかったね~おじちゃん優しいね~
ありがとうだね~』と言いながら
娘に話したことは
『まけて~』って言ったらこっちの要求
『これで買えるかな?』といったら
五個で150円のみかんだから
100円ならこれだけって数を減らして売ってくれるか
だめだよ150円だよって言われるか
いいよ~150円にしてあげよう!ってなるから
おじちゃんの決めること
だからおじちゃんは嫌な気持ちがないんだよ~
ひょっとしたら今日お家に帰って
おじちゃんを待ってるおばちゃんがいて
今日、可愛い女の子がみかんを買いにきたから100円にしてあげたんだよ~って
笑顔でお話ししてるかもしれないね~と
まけて!とか高いなぁとか言わずに
思わずまけてあげたくなるような
そんな空気が嬉しいね~と話したのでした!
そして残った右手の五十円を
『はい!ママ』と差し出す娘に
それは瑶子が右のお手々にしっかり持ってた瑶子のものだよ
どう使う?と
目の前に盲導犬の募金箱
あれはなぁに?と言う問いにさっき答えていたのを覚えてて
『あの箱にいれよっか

』
喜ばれる?
きっと

小さな子供にそんなことさせるなんて~と
当時も
賛否両論…いろいろありましたが~
あれから娘は
お買い物上手というより
人を喜ばせ上手になったようで
この間の卒業式でもお花係

そして謝恩会の幹事にもなってるようです

親に似て
サプライズ好きです

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