SOLARIS ARCHIVE

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音楽やアート、文学やライフスタイルを‘我々の視点’から取り上げるインディペンデンス・メディア。

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昨夜、A氏から電話があった。

クラブやライブハウスというスタイルではない違った動きをしたい、20年ぶりの再会だが氏は私の記憶がほとんどない。だけど、少し話して何か核心を得た感じで、もし接点が合うならなにか一緒にやらないかというお誘いだった。

周囲の誰もが反対するであろう、この話。いまの40代の人間に対峙したい、A氏といまの若者の間に居ながら存在感が希薄な我々の世代に問いただしてみたいという。

NEW WAVEを実感したあと、社会の渦のなかに溶け込んでしまった我々。その澱はバブルとその崩壊のなかで沈みきって、異なった惑星を生きているような表情を貼付けて生きている。しかし、記憶の奥ではイアン・カーティスが叫び、ビニー・ライリーが囁き、ピーターマフィーの目が闇で輝いている。取り出しようがなく、披露の術のない澱は輝く術もない。
YOUTUBEでの追体験では蘇生することのないグノーシスな触感、その体験を接続せよと声がする。

櫻井一哉のブログ