忘れじの「川谷拓三」 | ドリブる息子とオヤジの日々

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来週は高二長女の沖縄修学旅行



旅行カバンと服を買って



仲良しの友達との旅の計画で心躍らせていました



お父さんは休みの日は弟のサッカーばっかりで



他の子たちの相手を満足にできていないこともあるし



修学旅行で楽しんできてほしい




と思ってたら、本日、中止決定



5日前に中止決定



いやいや、それまで決定するタイミングあっただうに



昔からこういう感じのやつ



信じて凄く楽しみにしてたら実はそうじゃなかったみたいな話



あれは小学校1年生の頃



親父がテレビドラマ観てたんすよ


2時間もののやつ


逃亡犯の男実は良い奴なんだけど(川谷拓三だった)


逃亡中に出会ったお婆ちゃんと仲良くなって
男はお婆ちゃんに凄く親切にしてあげて


2人が通りかかった駅前のソフトクリーム屋のソフトクリームを見た男が「あのソフトクリーム美味そうだったなぁー」って言うから



お婆ちゃんが、買ってくるといってその場からは離れた


男はお婆ちゃんを待っていたけど、視線の先に自分の指名手配写真が貼ってある事に気づいて


「お婆ちゃんごめん」と言いながらその場からは立ち去った


お婆ちゃんは、笑顔でソフトクリーム二つ手に持って、元の場所に帰ったら男の姿がどこにも見えなくて、ソフトクリームを両手に持ったまま辺りをキョロキョロ見回していた



ところでコマーシャル



俺は布団の中で横になってなってそのシーンを見ていたんだけど、子供ながらにその感じ、笑顔だったお婆ちゃんが急に不安そうな表情になって戸惑っているその感じが凄く切なくて切なくて、生まれて初めてテレビを見て号泣して、泣きながら眠りについたて、未だに脳裏にこびりついております



無邪気に修学旅行を楽しみにして色々用意していた娘が急に中止になったニュアンスがその感じに近くて、長女の心の穴埋めをしてやりたくて仕方ない父




これは優しさなのかそれとも川谷拓三の呪縛なのか




つづく