しばらく更新が空いてしまいました。
その間にも、今まさに中期中絶を控えている方や、厳しい選択を迫らせている方からのフォローをいただき、やはりこういう出来事は日々どこかで起こっているし、当事者になってしまった方の参考や支えに少しでもなればいいなと改めて感じていたところです。
火葬の日シリーズの途中ではあるのですが、一旦お休みして、今月自分の人生で一つ大きな動きをしていたのが少し落ち着いたので、その記録を先に残します。
以前から専門職(とある士業です)として大手事務所に勤務していましたが、今月細々と独立して小さな事務所をスタートさせました。
独立を本格的に考え始めたときから、もし開業するなら陽の生まれた4月にすること、そして事務所名に陽の名前を入れようと漠然と思っていました。
陽は自分の人生を生きていけなかったけれど、私の仕事を通して生きていってほしいと願ったことと、そうすることで、これから事務所を運営していく上で辛いことや厳しいことがあっても踏ん張れるかなと思ったからです。
子どもに支えてほしいと思っている寄りかかり母ちゃんです。笑
それをこの4月に本当に実行するとは当初思っていなかったのですが、※昨年10月に今後出産はしないと決めて凍結卵を破棄したときから仕事への勢いがついてしまい、本当に独立してしまいました。
※この時の話です。
実際初めてみて本業はまだまだヒマなわけですが、はやり責任が今までの比ではなく全てのことに石橋を叩きまくって業務を進めているので、何か少しでも気になることがあると、今いる2人の息子たちの育児とのバランスはあっという間に崩れてしまうことをすでに実感しています。
まるで陽がいちばん手のかかる子どものようです。
フリーランスという立場になったので、本業の方を頑張るのはもちろんですが、今後は流産・死産・新生児死などのペリネイタルロスを経験された方の支援活動もできたらいいなと思っています。
どうしても、同じ経験をした人にしかわからないことがあると感じています。
桜が咲き始める3月下旬から4月上旬は、陽の病気が分かり、陽を失ったときのことを思い出す辛い時期でした。
これからもその気持ちは消えることはないけれど、事務所を立ち上げたスタートの時期にもなりました。
これからの春は、悲しく辛い時期だけではなく、今の新たな気持ちも思い出せる季節になればいいなと思っています。
