2015年6月3日 午前8時
パピーが旅立ちました
15歳と1ヶ月でした
その時のことは去年、一昨年と2回ブログに書きましたので今日は少し変わった思い出を書こうと思います
パピーが2歳か3歳の時の春、電車に乗ってあるショッピングセンターに行きました
この日は春にしてはかなり暑かったです
行きはまあまあ良かったのですが帰りにパピーがエレベーターに酔ったのか電車に酔ったのか暑かったのかわかりませんが元気がありませんでした
心配したパパは帰りは歩かせないで抱っこしていました
突然パピーが「ウエ、ウエ、ゲボ、ゲボ」と大量に吐いてしまいました
私が吐いた物をティッシュでかき集めウ○チを入れる袋の中に入れました
ふと見るとパパの服の腕に吐いた物がたっぷりついているではありませんか
物を取っても濡れているし色がついているしでかなりカッコ悪い…
パパはすぐ服(シャツ)を脱ぎました
運がいいことにかなり暑かったので上半身下着姿でもおかしくありませんでしたがパパの姿を見た人は少なからず「変な人だな〜」って思ったはず
私が脱ぐわけにはいかないので私が抱っこしていなくて良かったと思いました
パピーは可哀想だったけどパパの姿は後で大笑いでした
またまたパピーが3歳くらいの時のことです
夜の家族団らんの時、パパがソファーに横になってパピーがパパのお腹の上にいました
何が原因か忘れましたがパピーがパパに怒られました
悪いことをしたから仕方ないのですがパピーがパパの怒り方が怖かったのか元気がなくなってきました
意地悪なパパは少し面白がってまた怒りました
その時です
パパはお腹に温かいものを感じました
そうです
パピーは恐怖のあまりパパのお腹の上でお漏らししてしまったのです
パパは「武士の情けだ」と訳のわからないことを言ってパピーが全部出すまでじっとしていました
パピーは終わると気が済んだようにパパのお腹の上からゆっくり立ち上がりパパから離れようとしました
しかし、パパに捕まりふたりでお風呂場に行ったのは言うまでもありませんよね
必要以上に怒ったパパの自業自得ですよね
パピーとの15年間いろんなことがありました
パピーに寂しい思いをさせたこともありました
でもいつも笑っていたパピー
パパとママが喧嘩して1階と2階に分かれた時、どうしていいかわからなかったパピーは階段のまん中にうなだれて座っていました
パパがお付き合いで外食をして遅く帰った時、チャイムが鳴ると「パパが帰って来た」と笑顔で玄関まで行って酔っ払っているパパの姿を見て笑顔が消えていくパピー
ママが胴輪を外そうとしたらおもいっきりママの手を咬んで血が凄く出てかなり痛かった
パパが「パピー!出て行きなさい‼」
って言って玄関の外に出したね
(家の回りはフェンスで囲まれていて門扉を開けない限り敷地外には出られません)
いつもなら「ワンワン」大きな声で抗議するんだけどこの日は何も言わずお座りしてうなだれていたね
自分が悪いと思って反省していたのかな
すりガラスから見えるパピーのシルエットが悲しかったよ
ママが痛いのを堪えながらパピーに「入っていいよ」って言ってもパパが許してくれるまで入らなかったね
パパが玄関の扉を開けてもうなだれたまま、じっと座ってた
パパが「咬んだら駄目だよ!」って言って許してくれたら一目散にリビングに行ってソファーに座り何もなかったかのように笑顔
憎らしいこともあったけど、いとおしくていとおしくて仕方なかったよ
パピーのことを語るのには一晩では語り尽くせない
パパとママだけではこんなに沢山の思い出は作れなかったよ
パピーがいたからいつも笑いが絶えなかったよ
未熟なパパとママを成長させてくれてありがとう
パパとママね、
パピーのおかげで仲良くやってるよ
旅立ちの前日
今はゆっくり休んでいるのかな
それともこっちではワンちゃん苦手だったけどそっちではお友達が沢山できて楽しく遊んでいるかな
本当に
たくさんの
笑顔と思い出を
ありがとう