小さい頃。
ビニール袋に目一杯水をいれた。
自分の顔が魚みたいに反射するパンパンに膨らんだビニール袋。
それを木の枝とかでプスプスさして遊んだ。
ビニール袋からは水が勢いよく飛び出して、地面にちっちゃな鏡を作る、
見ていた魚みたいな自分はいなくなる。
下を見れば、揺れる水面に僕はいる。
空っぽの自分。
そうじゃない自分。
2人で1人。
時に、水が勢いよく飛び出した後の空っぽを自分と照らし合わせる。
今まで、ここまで、何なのか。
溜めてたはずの色んなものは。
それを溜めていたものは、穴だらけ。
振り返ったら、少しずつ漏れた水は、水溜まりは、蒸発してただの道になっていた。
その水でどこかの大地は行き長らえているのだろうか。
いや。
そんな大きなことなんてない。
そこにある草木の朝ごはんになっていればそれでいい。
人との関わりを止めた。
そんな事、偉そうに言えるわけもない。
人に支えられて生かされている。
ホカホカのご飯、卵や納豆、野菜に魚、肉。
みんなが誰かの為に、自分の為に撒いた水。
それが命を繋げてる。
それが命を奪ってる。
そうして、ここにいる。
一度眠って朝を迎える。
背中をボキボキ言わせながら、両手をあげて伸びをする。
また今日も一杯、
水を飲む。
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