345 脱米入欧

 昭和16年、日本はアメリカから石油禁輸他の手ひどい経済制裁を受け、中国、アメリカ、イギリスおよびオランダによる包囲網で締め上げられた。やむなく自衛・独立の確保のため米英との戦端を開くに至った。結果、祖国は焦土と化し、多くの日本人が生命を失った。

 令和の現代、中国の領土拡大の野心、北朝鮮の核武装、ロシアの敵対的態度で崖っぷちに立たされていた日本。そこに今度は後ろからアメリカから大きな玉が飛んできた。まさに84年前の危機の再来である。顔面蒼白の日本どうする?

中国の侵攻を食い止めうる、確固たる再軍備と欧州への仲間入りに活路を見出すしかないのではないか。アメリカが日本有事に日本を守ることはないし、欧州以外に信頼にたる地域も思い浮かばない。

ロシアのウクライナ侵略では欧米以外で唯一ウクライナ支援を行った日本。欧州の信用度も上昇してきたみたいである。日本有事で欧州がはるばるはせ参じることは期待薄だが戦争抑止力にはなるかもしれない。福沢諭吉は明治の初め、脱亜入欧を主張した。私は今脱米入欧を叫びたい。

(令和7年4月9日)