こんにちは。
あまのそうこです。
毎日をおだやかに過ごすためのきっかけを
一緒に見つけられたらいいなあと思っています。
前回、熊野詣をしてきたという記事を書きましたが
そのおまけで、「和歌山最後の1時間」を
ちょっと楽しい文章を書きましたので読んでもらえたら嬉しいです。
前回の記事はこちら
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泣いてる暇もなく笑
〜和歌山二泊三日の、最後の1時間〜
お別れまであと1時間弱。
夢のような3日間がもうすぐ終わる。
カフェで最後のコーヒーを飲んでちょっとしんみりしていたら、
由加ちゃんが急に何かを思い出して焦っている。
えっ、なになに??
私はもう少しで帰りの電車に乗るのに何をそんなに慌ててるの?
事情のわからない私をよそに、由加ちゃんは誰かと電話をはじめた。
何かのカードがないと言っているのだけど、私には意味がわからない。
あとは駅まで送ってもらうだけでしょ?
どうなってんの??
電話が終わって、娘さんがそのカードを持ってきてくれるというのだけど、
なんで?そのカードがないと駅前に駐車できないの?
私にはまださっぱり事情が理解できない。
とりあえずカフェを出て、駐車場の外で、娘さんが来るのを待つ。
ようやく由加ちゃんが説明してくれた。
私が帰りの新幹線で食べられるように、柿の葉寿司を予約しておいてくれたのに、
今日はそのカードがないとお店に入れないんだそうだ。
なるほど、せっかく予約したのにそれが手に入らないのでは確かに残念だ。
しばらくして娘さんがやってきて、そのカードを受け取って、駅に向かう。
駅前の駐車場はスペースが限られていて、停められるかどうかもわからない。
んー、どっちから回るのがいいかなあと、ゆかちゃんはブツブツ言いながら運転している。
時間的には絶対間に合うのだけど、この状況がおもしろすぎて、
これを文章にしてみたらどんな感じかなあなんて、私は一人で吹き出しそうになってしまった。
駅前に着いて、案の定、駐車場はいっぱい。
出そうな車が何台かあるのに一向に動き出さない。
「あんもう、はやく出てー!」
由加ちゃんがいつになくイラついているのもおもしろい。
私の乗る電車が出るまであと25分。
ようやく1台、スペースが空いて即座にそこに停める。
「そうこちゃんは改札のとこで待っててね。わたしは急いで柿の葉寿司を取ってくるからねっ。」
「うん、わかった。
気をつけてねー!」
由加ちゃんを見送って私は荷物と一緒に改札前で待つ。
デパートは確かにすぐそこだけど、ほんとに間に合うのか?
でもあと20分あるからきっと大丈夫。
私の乗る電車は改札を入ってすぐのホームに着くらしい。
なるほど、これなら安心。
待っていると由加ちゃんかやってきた。
途中で知り合いに会ったけど、「ごめん、今急いでるから」と断って来てくれたらしい。
もお、なんで最後の最後にこんなことしてるのー!マンガみたいじゃん。
でも、そこまでわたしのために手配してくれたのね。
ほんとにありがとう。
最後にちょっとだけハグして、私はホームに出た。
発車までしばらく時間があったのに、由加ちゃんは改札の外で待っててくれた。
電車の中から私が手を振ってるのに気がついてくれたよね。
この3日間、すっごく楽しかったよ。
また会おうね。
何もしないでいると涙があふれてきそうだから、電車に乗って一気に書いたよ。
またね。ありがとう。
そしてこれが、その柿の葉寿司。
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最近、こんな文章を書くのが楽しくなっているので、
また買いてみます。
感想などいただけたら嬉しいです。
読んでくださってありがとうございます。



