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クラシックな喫茶店、大好きです。お茶会に行ったときのようなちょっとした緊張感とハリのある空気感。ベラベラしゃべるのではなく黙って空間を味わっている。一杯の飲み物へのこだわりを通して、お客さんへのおもてなし。何か似ています。

コチラの喫茶店は頑固親父さんがいたりするわけでもないので、より行きやすいです。(普段はいるけど今日だけいないだけだったりするかもしれません。)

私の中での喫茶店第一号は故郷熊本にある『岡田珈琲上通り本店』です。当時習っていたバレエの先生に連れていってもらったお店。コチラのお店が私にとっての喫茶店スタンダードになっています。今回お邪魔した『但馬屋珈琲店』さんは、ダークウッドな感じが岡田珈琲さんにとても似ています。

ケーキはチーズケーキを注文。最近の喫茶店はケーキの種類がどうも多すぎるなぁと感じます。岡田珈琲さんには当時、チーズケーキ、チョコレートケーキ、アップルパイ、ババロア、このぐらいしかなかったかと思います。今の実際のメニュー数はわかりませんが。

この中から、値段と気温とかお腹の具合とかを含めた食べたさとのバランスを悩み悩み決める作業が苦しくもあり至福だった気がします。そうそう自分の意志で喫茶店には行けなかったし。

チーズケーキもレアチーズかベイクドチーズケーキか、という点にも大きく影響されます。小さい頃はレアチーズケーキの方がベイクドチーズケーキよりもなんとなく高級な気がしてレアチーズケーキを頼んでました。今回も、またレアです。というかレアチーズケーキだけだったので悩まずに済みました。

おしゃれな今どきカフェもいいですが、たまにはこういう純喫茶もいいもんです。