春日部においしい有名なケーキ屋さんがあるとの噂を先輩から聞き、早速行ってみることにしました。その先輩は春日部の出身で普段は都内に一人暮らしをされている。
かたや私は春日部という町に行ったことがなく、クレヨンしんちゃんの舞台ということ、スポーツが盛んであることぐらいしか知らなかった。
ドライブがてら向かうと大きな幹線道路から細い道にずんずん入っていき、住宅街の中に突然、明らかに雰囲気の違う、近所のスーパーとかとは建材の違う建物があり、すぐに『オークウッド』だと分かった。意外と自分の家から近くて驚いた。
夕方だったが店内にはお客さんが続々と入ってくる。カフェも併設されているので次回必ず。
ケーキを２つ購入。何でもコチラのパティシエさん、パークハイアットに勤務されていたとのこと。単なる町のケーキ屋さん、という感じがしないのはそのせいか。
都心じゃなくても、駅近じゃなくても、いいものを作っていればお客様はわざわざ足を運んでくれるはずだと長年住んでいた春日部にお店を開いたそう。自信が伺える。
ケーキは正直安くはないがべらぼうに高くはない。近所の住民にとっては、パークハイアットにまで出向かなくてもホテルレベルのケーキを買うことができるのでむしろありがたいと思う。ホテルのケーキのクオリティは残したまま、贅沢すぎる部分を削ぎ落として、おいしいということを追求してらっしゃるように思えた。
自分の城を持つことは本当に勇気がいることだろう。そこで一歩踏み出せるかどうかが私みたいな凡人と違うんだろうとつくづく思う。