採卵日当日は、指定された時間の10分前までに来院しました。
そして、すぐに夫に採精してもらった容器を提出して、私は手術着に着替えて待機していました。
当日は、メイク禁止。肌着も全て脱いでガウン一枚。
手術はした事がありませんでしたが、「手術」ってこういう事なんだと実感しました。
待ち時間が長く感じて、そわそわしていましたが、同時期に同じ採卵術を受ける方が何人かいらっしゃったみたいで、自分1人じゃないことが何だか救われました
当日は局所麻酔でした。
前回の内診では育ってる卵胞が4つありました。
そして、内膜も過去最高の10.5㎜!!
8ミリ超えた事ないのに
嬉しすぎました。
そして、当日も同じ状態だったので、4つの卵胞を採取。
看護師さんがとてつもなくテキパキと動いておられ、坐薬と局所麻酔をあれよあれよと打たれました。
が!
麻酔を打った瞬間に採卵するから麻酔が効く間もなく普通に痛かった
麻酔が効いてきたのは採卵が終わる頃w
ぐんぐん吸い取られていく私の卵胞たち。
モニターでずっと手術の様子を見ていましたが、何だかいろんな感情が溢れ出てきて涙が出てきました。
その様子を察してなのか、看護師さんが最後優しく微笑んでお疲れ様でしたと声をかけてくれたのが沁みました
そして、採卵後の先生からの説明までの間に着替えたり休んだりしていたのですが、
無性に泣けてきてボロボロ泣いてしまいました。
隣では淡々と採卵や移植をしている方たちがいて、逞しくて仕方がなかったです。
しなくて良い経験かもしれないけど、こんな経験なかなか出来ない。
だから、きっとこの経験がいつか誰かの為になる日が来る。
そう思い直して、先生に呼ばれるまでの間にこれまでの妊活を振り返っていました。
数十分後に呼ばれ、先生から説明を受けました。
「4つ卵胞は取ったけど、卵子があったのはそのうちの2つ。
どちらも良好な卵子だったのでこれから培養して、受精卵になっていたら2,3日後に移植します。」
まず私は、
え!卵4つじゃなくて2つしかないの⁈
あんなに頑張って育てたはずなのに
という気持ちでした笑
でも、2つとも良い卵のようでホッとしました。
そしてここで初めて、まだ移植の前に受精という越えなければならない壁があることに気づいたのでした。