サンフランシスコ(CNBCニュース) - ゴールデンステート・ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリー選手(36)が、バスケットボール選手としてのキャリア終了後の計画について言及した。4度のNBA優勝と10回のオールスター選出の経歴を持つカリー選手は、火曜日のCNBC「Squawk on the Street」のインタビューで、現役引退後の目標や、現在展開している様々なビジネスについて語った。

NBAチームオーナーシップへの野望

カリー選手は、将来的にNBAチームのオーナーになる可能性について、「それは間違いなく選択肢の一つです」と述べ、「NBAの現在の素晴らしさを維持し、チャンピオンシップ組織を運営するために何が必要かを理解する上で、私はかなり良い仕事ができると思います」と自信を示した。

この発言の背景には、元NBAスター選手マイケル・ジョーダン氏のシャーロット・ホーネッツオーナー経験や、近い将来予想されるNBAの拡大計画がある。また、カリー選手のライバルであり、オリンピックチームメイトでもあるレブロン・ジェームズ選手も、特にラスベガスに新たなフランチャイズが誕生した場合、チームオーナーシップに興味があると表明している。

カリー選手は最近、1年間で6260万ドル(約930億円)という高額の契約延長に署名し、2027年までゴールデンステート・ウォリアーズでのプレー継続を決めた。この契約が終了する時点で、カリー選手は39歳になる。バスケットボール以外の分野でも、カリー選手は積極的に活動している。メディア企業「Unanimous Media」や若者向けゴルフツアー「Underrated Golf」など、複数の事業を手がけている。

 

 

 

 

 

チーム経営から学んだこと

カリー選手は、現在のゴールデンステート・ウォリアーズのオーナーであるジョー・レイコブ氏とピーター・グーバー氏から、選手の扱い方について多くを学んだと語る。「私たちが高いレベルでプレーできるように、ファーストクラスの体験を作り出すための投資は、私たちが大切にされていると感じさせてくれます」とカリー選手は述べ、選手とチーム経営陣の良好な関係の重要性を強調した。

カリー選手のこの発言は、現役プレイヤーがキャリア後の人生設計を積極的に行う傾向が強まっていることを示している。彼の成功は、コート内外で多くの若手選手の模範となっており、NBAの未来に大きな影響を与えそうだ。

 

 

 

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