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技術士試験終了!!

19日20日と今年の技術士2次試験が終了しました。

昨年から、総監と一般の二科目受験を行っていますが

今年は少しは余裕がありました。少なくとも最後まで

集中力を切らさず乗り切れました!!!


受験に際し、指導、激励をいただいた皆様ありがとうございました。

結果はともかくこのフィールドにいることが技術者としての励みになっています。


また、私が指導にかかわった皆様

拙い指導で、十分な理解が得られたかは疑問ですが、これからもがんばってください!!



「技術士合格は、ゴールではなく


     スタートである!!」


この言葉を胸に、これからもがんばります。



がんばろう、東北!!

世界防災会議

3月15日と16日世界防災会議のフォーラムに参加してきた。

感心したこと、疑問に思ったことがありました。


1日目

「激甚化する巨大自然災害にどう立ち向かうか!」のテーマで壊滅的被害を回避するために

どうあるべきか。それは「防災の主流化」常に防災を意識した考えの徹底

1ドルの予防措置が、4~7ドルの復興費用と同じ効果があるという事実。

そして、「ビルド、モア ベター」の考え(復興するならよりよくする)

さらに1歩進んで、「ビルド ナウ ベター」被災してからではなく今から対策を促進すること

非常に参考になりました。この考えから行くと、日本の復興事業は問題があります。

それは災害復旧法(公共土木施設災害復旧事業国庫負担法)かと

なぜなら、そこの定義には「原形に復旧する」とうたわれており、いくら以前の施設が不便で使い勝手

が悪かろうとも、漁師が半減し、港の規模が半分で十分でも、以前の不便で大きな施設への復旧が

義務付けられています。そこにはエンドユーザーの要望や、早期供用による民間経済効果への配慮が

ないのではないかと思われる。


2日目

京都大学の藤井先生の講義

強靭化とは、インフラ整備のみにあらず」経済、物流、情報、医療、文化、意識等を強靭化することが

自然災害のみならず、経済危機、テロ、戦争、疫病、少子高齢化への対策につながる。

国家にどのような危機が訪れようと、被害を最小限にとどめ速やかな社会活動を行うことが必要!!


非常にわかりやすく、説得力ある説明でした。


また、自助、共助、公助のなかで最大考課を発揮できるのは自助!!

まず、自分で判断し避難することが最も生存への近道

そして、災害弱者への共助

公助は3~7日後でなければ行われない事実


2日目午後

3.11に地元建設業がどう動いたか!がテーマでした。

通常は行わない、遺体の埋葬や腐敗臭の中での格闘!頭が下がる思いでした。

あえて言うなら、次のための課題が欲しかった。


某省出身の教授が、「災害対策はIT産業では無理なんだ!建設業じゃなきゃダメなんだ!!」

と力説していました。非常にむなしく感じました。藤井先生の強靭化と違う!!



全体を通しての最大の違和感は、日本人による英語のスピーチです。

もちろん世界へ発信することは大切であるが、そのために各国代表が来てるのでは?

日本人への防災意識の啓蒙は十分ですか?安倍首相はしっかり日本語でスピーチしてましたよ!

さらに、この会議のため稼働率の悪いハコ物を突貫で作りましたが、これからどうするの??


感動と疑問のフォーラムでした。

まあ、個人個人が感じ、考えることが重要かと!!




「がんばろう、東北!!」


あの日

3月11日震災から4年たちました。

今日の石巻は真冬に戻った感じです。



あの日私は高知にいました。揺れの振幅が大きかったためすぐに津波を予感し

作業を中止し、情報収集をおこないました。

孫が新幹線で走行中、家内が孫を見送りに仙台駅、次女が東京でしたが全員無事を確認

安堵したのもつかの間、テレビから衝撃的な映像が!!

そこはまさによく知っている閖上の浜が津波により、破壊されているライブ映像でした。

逃げ惑う車、襲いくる黒い水と炎!!何度もCGではと思う映像でした。


4年たって仙台周辺は震災の痕跡を探すのも難しくなってきています。

しかし、1歩離れると未だに黒い土のうが延々と積んである景色が飛び込んできます。


行政は着工率という都合のいい数字をアピールしますが実態は形式的な着工だけで

本作業にかかれない個所が多くあります「災害復旧」という考えが大きな壁ではないかと


災害復旧は、たとえ以前の構造物が不都合なものであれ、再び同じものを作らなければ

なりません。たとえ漁師がいなくても、たとえ何年かかろうとも、たとえ使いづらいものでも


もっと効率的で早期に経済活動を再開されることが真の復興につながるのではと自問自答して

いる毎日です。


震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方へお見舞い申し上げます。





「がんばろう、東北!!」