【コメント】一年の計りは金杯にありと言われているように、JRA新年一発目の重賞競走【中山金杯】中山の年明けの風物詩のレースであるのは、皆様も百も承知。
GⅢの中でも、土日にあたるとG1並の人出で賑わう、中山競馬場。ジェンティルドンナの激的ラストランから、丁度1週間後に中山金杯が今年は行われます。
つい先日までは有馬・有馬と言っていたのが一転して今度は金杯・金杯となっています。今年は厩舎関係者も新聞記者も、普通の1週間のサイクルなので、正月休みが殆どない状態。
JRAが売り上げ重視の作戦に出た為、今年の金杯は異例の1月4日。 暦上、4日が日曜。5日は月曜。この辺りがかなり大きく影響しています。通常なら1月5日に金杯は行われますが、有馬記念が行われたのも遅かったですし、逆に金杯は早いとなると関係者は休みが殆ど無し。
これも競馬界に携わる人間の宿命です。
中山金杯はフルゲート17頭に対し登録馬は40頭もいました。しかし京都金杯とダブル登録している馬も多く、実際は30頭前後。それに回避馬が出ましたので、まあ普通の重賞よりもやや実質登録馬が多いと言う状況です。
単純に40頭も登録馬が全て参戦表明しているのなら23頭もの除外馬を出す、重賞の中でも異例の事態です。
ハンデ戦らしく、ハンデキャッパーのハンデのつけ方がこれまた絶妙です。
ロゴタイプはG1 ・2勝馬ですから、59キロか58.5キロかと思っていましたが58キロでしたね。
これには陣営もニンマリではないでしょうか?結構カンカン泣きする馬は多いですからね。
ハンデが少しでも軽いのにこした事はありません。その他の馬も微妙なさじ加減で0.5キロがついていたりして、目が離せませんね。
今年もハンデ戦らしい戦いが期待出来そうです。次の日から仕事の人が大多数です。
ここはJRAからしっかりとお年玉をゲットして月曜日から気分良く会社に行きたい所ですね。書くのは簡単なのですが、実際にいざ勝負となると躊躇するものですよね。
それを乗り越えた人には的中馬券の権利があります。
【全頭徹底分析】◎14・ラブイズブーシェ天皇賞から2か月ぶりも中間の調整は至って順調。天皇賞・秋では16番人気・4着と好走。一瞬の切れる脚が身上なだけに直線の短い中山はぴったりあと急坂を一気に駆け抜けV
○5・デウスウルト前走のチャレンジCで2着に入り本賞金を加算。ここに来ての充実ぶりは、目を見張るものがあります。前走手綱を握った川田騎手がわざわざ中山まで騎乗しにくる。勝負気配。
▲4・ロゴタイプ
G1・2勝馬。ハンデが59キロでもおかしくない馬。58キロは好材料。G1を2つ取っている中山で復活の狼煙をあげようと虎視眈々。
△1・マイネルミラノ
条件戦をポンポンと勝ち上がりオープン馬入り。前走は休み明けながらも見事な逃走劇をみせた。今回絶好の1枠1番ハナに行く可能性は高く、逃げ粘りに期待。
△2・ラブリーディ
先行策も差し競馬も出来る、非常に器用な馬ですが決定力かける。但しGⅢのこのメンバーに入れば侮れない存在。連下候補。
△12・クランモンタナ
超良血馬だけに、実力以上にいつも人気を被る事が多い馬。いつ覚醒してもおかしくのない馬。もう6歳ここで勢いをつけたい。
△17・パッションダンス
前走は1年半の長期休養明け。14着惨敗も致し方ない。今回は叩かれ上昇ムード。今年の中山金杯の一番のダークホース。鞍上内田も心強い。
消3・ナカヤマナイト
実績上位の馬ですが、ここの所良い頃動きにない。今週の追い切りも動きはしましたが、レースに連動しない。
消6・ヒュウマ
オープンに上がってからも2戦上位人気に支持されましたが、4着・8着。今の所人気先行型の馬。今回は見送り。
消7・メイショウナルト
消した馬の中では1番怖い馬。マイネルミラノとの枠の差で斬りましたが、マイネルミラノがハナに行けないと怖い。
消8・アイスフォーリス
重賞競走の牡馬相手だと流石に厳しいのは否めない。余程、展開がはまらないと厳しい。
消9・ユールシンキング
前2走成績が冴えない。昨年は新潟大賞典勝ちなど、重賞勝利もありますが、今回は本来の動きではないので消し。
消10・マイネルフロスト
昨年の日本ダービー3着馬。実力は認めるも、昨春の頃の出来にはまだないとみて消し。
消11ペルーサ
近走全く冴えが無い。無傷の4連勝で日本ダービーに進んだ馬。非常に気分屋で走る気にならないと全く走らない。
消13・ケイアイエレガント
4か月の休み明け。牡馬相手とこの馬に取っては悪い条件が揃ってしまった。ここは見送りで次走以降に注目。
消15・バッドボーイ
前走は重賞挑戦も高い壁に跳ね返され12着惨敗。今回もまだ馬券に絡むのは厳しい。いい物を持っているのでこの先に注目
消16・アンコイルド
近走二桁着順続きで、頭打ちの状態。ここでいきなり爆走するとは考えにくい。素直に見送りが賢明。
【総評コメント】ラブイズブーシェが好位から一瞬の脚で抜け出しそのまま押し切りを狙う。
中山金杯の今年の注目点は何と言っても
マイネルミラノがハナに行くのか?メイショウナルトハナに行くのかです。マイネルミラノは番手でもOKの馬。
一方メイショウナルトは近走逃げの一手に拘っており何が何でもハナを主張したい所。
ハナをどちらが取り切るのかが非常に注目です。
また、ロゴタイプは今回、C・デムーロ騎手手綱が戻ります。ドバイでコンビを組んでおり心配は無用。
得意の中山で復活劇を虎視眈々と狙います。デウスウルトの走りにも注目。前走、初重賞で2着と重賞でも通用の目途は十分に
立ちました。ここは前走手綱を取った川田騎手がわざわざ、中山まで騎乗しにくる。陣営の勝負度合いの高さがわかります。
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